以前本店？で食べた味付きのカルビをもう一度食べたい私と、韓定食を食べてみたい友人とでこちらの支店に。ビジネスマンが多く、ビル（会社？）の地下のグルメフロアみたいな場所でしょうか。名古屋に住む私の感覚で言うならミッドランドやルーセントのレストラン街のような‥‥そんな場所にあります。昼に小規模な韓定食でも食べきれないほど。美味しかったです。流暢な日本語のスーツスタイルの男性店員がこまめに気に掛けて下さいました。日本人は多分私たちくらい。地元の人たちで溢れたとても忙しそうな中、私たちを気遣ってくれるプロ意識に敬服。穴場ですね。

狎鴎亭の韓定食店「韓一館」が、光化門のオフィスビルの地下に店を出したようです。入口前のメニューを見ると、地域柄か、「特別な会食」以外に「会社員の昼食」風の構成＆価格のものもあったので、ひとりで入ってみました。

午後2時近い時間で、店内に客は数組です（昼12時頃に通った時はスゴく混んでいました）。日中のみ注文可能な定食がいくつかありますが、プルコギやカルビの定食はきっと「2人分以上」なので断念。「冷麺バンサン（11500ウォン）」を注文したところ、店員嬢に「みずれいめん？からいほう？」と日本語で訊かれました。水冷麺・ビビン冷麺どちらかを選べるようです。

「からくないほう」を選択して待つこと7～8分。冷麺と緑豆ピンデトッ、おかず3品が出てきました。
冷麺スープは、牛肉ベースと思われますが、とてもクリアで繊細な味です。雪の日に激冷えスープの冷麺だと「がまん大会」的な苦行ですが、快適な冷たさです。薄い色の中細麺も、適度な歯応えです。何よりも、外観がシンプルで美しいので感動して見ていると、ハサミを持った店員嬢が「切る前に、写真をお撮りになりますか？」と静かに訊ねてくれました。小額な客にも丁重な対応、これぞ真の高級店です。←大げさです。

おかず3品も、「濃すぎ・辛過ぎ」のない控えめな味付けで美味でした。全体を9割ほど食べ終えたところで、冷ためのメシルチャ（梅茶）のようなものが運ばれてきました。

ちなみに、会計時に「肉の定食（プルコギ18000W、カルビ19000W）は2人分以上の注文ですよね」と訊いてみると、「いえ、1人分でもお出しできます。120グラムの肉が1人分出てくると、とても少なく見えてしまいますが、その点をご了承いただければ・・・」との回答。先に訊いておけばよかった　激混みタイム（12時～13時）は1人入店自体が難しいかもしれませんが、席に余裕のある時間に「ひとりカルビ」でも試してみたいものです。

※「みずれいめん？」の店員嬢に、日本語ができる人は毎日お店にいるのか訊いたら「いえ、いえ、できません」と言っていたので、日本語は「不可」にしておきます。なお、ちょっと謎な記載もありますが、メニューは韓・英・日本語併記でした。