明洞のモスバーガーの壁に、非常に美味しそうなハンバーガーの写真が貼られています。
名前は「グルメ和牛チーズバーガー」。ファストフード店で「グルメ」に「和牛」。実際に和牛使用なのかは不明ですが、「実物と写真のギャップはどの程度だろう」という好奇心もあり、入ってみました。
昼2時近い時間なのに、注文レジには2組ほど待ち客がいます。
「グルメ和牛チーズバーガーセットを(ドリンク+ポテト付きで8800ウォン)」と注文すると、飲み物はどれにするかを店員嬢に訊かれました。ソーダ・コーラ類、アイスコーヒー、アイスティーなどから選べるようです。「8分ほどかかります。お席にお持ちいたしますので、お飲み物を持って2階でお待ち下さい」と、番号スタンドを渡されました。
待つこと10分弱。先ほどの店員嬢がカゴを持って2階席に上ってきました。くだんのバーガーは横たわった状態で到着しましたが、まあ、厚み的にはほぼ写真通りのような気がします。待ち時間の間にケチャップ、ケチャップ容器と紙ナプキンも自席に用意していたのですが、なんとその3品もカゴに入っていました。
「呼び出しブザーを渡され、振動音と共にカウンターに行って注文品を受け取り、こぼしたり転んだりしないか緊張しつつ自席への階段を上る」という、ファストフード店やカフェにありがちな過程が無いので、ぐっとレストランな気分です。また、ケチャップを出す専用容器があることで(エコ的観点では不要かもしれませんが)、高級感を味わえます。←というと大げさかもしれませんが、トレーに敷いた紙に「ここにケチャップを出して下さい。印刷のある部位には付かないようにして下さい」と記載されている韓国の某大手バーガーチェーンとはコンセプトの差異を感じます。
食べ始める前から期待と好感を抱いていたのですが、実際に食べてみて、柔らかくしっとりしたハンバーグ、大量のレタス、やや和風味なタマネギに「美味だ」と感じました。もっとも、「本格アメリカンバーガー!」よりも日本的なつくりなので美味しく感じるという可能性もありますが。
単品6000ウォン(=600円強)というと、それなりに高額です。が、ベーカリーやカフェが高額設定なソウルということもあり、「食べ終えて後悔・・・」という事はありませんでした。写真に興味をひかれた方、まあ一度お試しを