安国駅から北村へのメインストリートを上って斎洞小学校の手前で右折すると「バナナ書店」「チキン店なのかスンデクッパ店なのか不明な食堂」などユニークな店が多く見られます。
チヂミ・ジョンなどの「焼きもの」料理とマッコリを出すらしい「田多(チョンダ)」は、ごく普通の小さな食堂ですが、なぜかアジア系以外の外国人が出入りする姿をよく見かける不思議な店です。程よく東洋的な感じが良いのでしょうか。
きのうの昼に一人で訪ねた時も、スペイン語で盛り上がる4人組、韓国人女性に連れられた英語グループなど、座敷席は外国な雰囲気でした。
クッスと弁当で悩みましたが、「今日のお弁当」を注文。入口に記載の通り「安東式チムタク、ワカメスープ、チャプチェ、干し大根和え、コンナムル和え」という構成で、優しい手作りな味でした。弁当箱に入っているというのが、より美味しく感じるポイントかもしれません。また、白飯が通常の「ステンレス碗にギュウギュウ盛り」とは異なり、ふんわりと盛られていて、コメ自体もなかなか美味で(←韓国ではわりと珍しい気がします)、7000ウォンの定食にしては満足感の高い内容です。
唯一「あれ?」と思ったのはチムタクです。かなり前の記憶ですが、安東で食べたチムタクは、わりと焦げ茶色で、ぶつ切りっぽい鶏肉入りでした。が、このお弁当のチムタクは赤で、肉が薄切りです。というか、かなり辛い(私にとっては、ですが)ので味覚に確信が持てませんが、この肉、豚肉
では?? ・・・でも、「まあ、料理としては美味だし」と、小心者な私はそのまま完食。
店の奥に厨房はあると思われますが、店主風のオモニはなぜか店の中央部のテーブルでジョン作りに励んでいました。連れのいる時に再訪し、一人で食べるには量が多そうな「盛り合わせジョン」とマッコリを試してみたいものです