恵化駅からすぐに広がるソンナムキル(소나무 길 )、この通りは 道幅も広く 両側に飲食店が綺麗に並び、そぞろ歩きにも最適な場所です。
一際 目を惹くテンジャン芸術へ行って参りました。
昼間の佇まいも素敵ですが、夜にはライトアップが映え 益々魅力的に映ります。
テンジャン芸術⁈
味噌芸術⁈
早速、中へ入ってみましょう。
店内も とても明るく 綺麗です。
特に照明が お店に一層の温かみを演出しています。
二階には 団体様用のお部屋もあり、この日も 近くの大学生の集まりがあったようで、講師の先生と聡明な顔立ちの生徒さんが30名強 降りて来られました。
テンジャンビビンパの定食をお願いしました。
ポットのお茶が最初に置かれました。
あれ?なんだか 濁っていますよ?
恐る恐る一口、
あぁ、これは、ヌルンジの味
料理を運んでくれたお兄さんに聞いてみました。
숭늉 (スンニュン) お焦げ湯 、ヌルンジの〜と教えて頂きました。
スンニュンには 消化を促し胃を休ませる役割がありますね。
このお兄さんは、とても優しい方で、私が何を知りたいのか の勘所も鋭く とても頼りになる方でした。
石釜でご飯を炊く時に出来るヌルンジ、炊飯器の普及で 今では少なくなりましたね。
数々のおかずが並びます。
そして 一見 麻婆豆腐のようなメインが運ばれてきました。
韓国味噌(テンジャン)をダシ汁で煮詰めた カンテンジャンの豆腐、これをご飯と混ぜて頂くスタイルです。
日本の味噌は、沸騰させると風味がとんでしまう繊細なものですが、テンジャンは 激しく煮立ててこそ 風味が増す物です。沸騰させても その栄養素は、損なわれません。
一緒に ニラが提供されますが、この日のニラは いたみかけていたようで、エグ味がありましたので、避けました。
料理の味は、一言で表現すると「濃い」ですね。
濃いと 言うのは、塩味、香辛料の強さではなく、味つけそのものが 濃厚に感じました。
味噌のお店ですから、それは自然な事と理解しております。
そう、味噌のお店ですもの。
韓国の味噌、テンジャンの世界を 垣間見る事ができました。
とても綺麗なお店で 、数々の料理をゆっくりと味わう事が出来ました。
ありがとうございます。
2019年3月19日 午後8時訪問。