弘大というか、駐車場通りにあるチキン店「チルチル」の前を通るとき、非常に気になることがありました。
明洞にも明洞「本店」があるのに、この店も弘大「本店」と名乗っている・・・ということではありません(これは韓国ではよくあることなので)。
メニュー写真の「モムチャンチキン」です。モムチャン=筋肉系の肉体美、マッチョです。が、チキンといえば、ビールやコーラと共に食べるファストフードというイメージです。どこがどうモムチャンなのでしょう。
9月上旬の週末の夜、前を通ったら営業していた(←普段は昼2時ごろに通るので閉まっている)ので、入店を決意。が、100%満員+2組ほど待ち客がいる店内は「数分後に空席が出る見通しですが、喫煙席です」とのことで、テイクアウトして食べることにしました。←店内価格は不明ですが、テイクアウト価格は15900ウォン。
ドリンク入りでもないのに、大型な箱です。帰宅して開けてみると、写真から予想した通り、フライドではなくローストチキンです。ポテトもフライではなくベイクな雰囲気です。モムチャンは揚げものなど食べないのでしょう。
付け合わせは、キュウリと赤ピーマン、玉ねぎなどを刻んだ塩味のサラダです。モムチャンにはマヨネーズ和えのコールスローサラダや甘い大根漬けは禁物です。チキンにつけるのもハニーマスタードなどではなく、スパイシーな塩のみというのも実にモムチャンです。
が、さらにモムチャン感を盛り上げるのは、チキンを半分ほど食べたところで出てくる「ゆで卵」です。モムチャンには蛋白質が必要との配慮でしょう。私は自宅にあるマヨネーズをつけて食べましたが、モムチャンはこれも塩で食べると思われます。
ファストフードにしてはストイックな味わいですが、モムチャン気分を体験したい方にはオススメの一品です。いえ、私自身は、次回は普通のチキンを頼むと思いますが