Decoa Balim

地下鉄「上水」駅近くの、「尹氏密房」という人気ハンバーグ店のある建物の中2階ぐらいに、レトロ調の看板が出ています。店名は「デコアバリム」または「アトリエ　デコアバリム」で、「チョコレート＆デザートカフェ」とのことです。

外から店内が見えないうえ、入口がどこか分からないので入店をためらっていたのですが、7月下旬の午後、「ピンス　粒あん／チョコ／ワイン」という黒板案内に足を止めました。どうやら、この黒板のすぐそばにある「韓国の普通の住宅」風の門が入口のようです。

門をくぐり、階段を数段上がってドアを開けると、確かにカフェらしき店が営業中です。
奥にも席があるように見えましたが、なぜか入口近くの、すぐ近くにカップルが座っている卓に案内されました。「すみません、奥は授業中で・・・こちらでよろしいでしょうか」と店員嬢に言われて、再度奥のほうを見ると、確かに「生徒」らしき若い女性たちがケーキに何か塗っています。

注文した「チョコピンス（1人分8500ウォン）」は、パイレックスのガラス製計量カップ入りでした。授業中なので客用の食器がないのかと思ったのですが、この店のピンスはいつもこの器を使用しているようです。

大味なピンスによく見られる「チェリーとミカンのシロップ漬け」が載っていたため「やばい、ハズレか」と危惧しましたが、チェリーは洋菓子に使われる透き通った感じのものでした。角切りのブラウニーやフルーツケーキも美味しく、また、氷にかかったチョコが「チョコドリンク味」ではなく、甘さ控えめですっきりした「カカオ味」で、全体的に良い感じでした。

ガラスケース内のチョコレートやパイも美味しそうだったので、次回はテイクアウトでパイでも・・・と思い、定休日を訊いてみると「火曜です」とのこと。この日が火曜だったので店員氏に「え」と訊き返したところ「今日は授業なので開けておりまして」とのことでした。