ファッショナブルなイメージの「弘大入口」駅近くなのに「オヤジのひとり飯」系の飲食店が多い麻浦区延南洞。
でも、個性的なカフェも意外に多く見られます。

たとえば、庭付き一戸建ての隠れ家風カフェ「CAFE DUdart」。目立たない場所にありながら、地味に繁盛しています。
外観の雰囲気から「高そう」と素通りしていたのですが、6月下旬にふと店の前の看板を見ると、ピンス類が6000ウォン台（緑茶ピンスは7500ウォンでしたが）と判明。数日後に知人と2人で入ってみました。

店の入口には「マエザワツトム」なる職人の写真が掲げられており、店内のパンフレットには「1945年に日本の石川県で創業した全国チェーンのコーヒー店」とあります。もしや、金沢に本社がある「ダートコーヒー」でしょうか？

店員くん、店員嬢ともに静か＆笑顔の良好な接客です。
そして、豆乳ピンスが6500ウォン、グリーンティースムージー5500ウォン、フルーツタルト3500ウォン、緑茶マドレーヌは1800ウォンと、韓国のオシャレカフェとしては安めの金額設定です。
豆乳ピンスは濃厚ながらもシツコくない大豆味、スムージーはしっかり抹茶味・・・と、味は本格派、かつ日本のカフェやケーキ店を思わせる風味でした。コーヒー店なのに肝心のコーヒーを飲まなかったのですが、店の入口をくぐる時から香ばしいコーヒー豆の匂いが感じられました。←次回飲んでみます。

弘大入口駅から徒歩だとやや遠く、タクシーを使うには微妙に近い・・・という立地が唯一の難点ですが、くつろげる雰囲気に手頃価格で優しい味のピンス（←夏限定かもですが）やケーキは、弘大エリアの数あるカフェの中でもかなりオススメです。

なお、いまホームページを見たら、新論峴店や東大門店など、ソウルだけでもあと5～6店の支店があるようですが、韓国1号店は、どうやらこの「延南店」のようです。