スケッチブック

地下鉄2号線「合井」駅から「弘大入口」駅方向に移動中に、不思議なオブジェに目がとまりました。

建物の屋根に座った「ヒトのようなもの」が、釣り糸を垂れています。糸の先にある餌はコーヒーです。コーヒー好きの私は、思わず入ってしまいました（アホだ・・・）。

しかも、コーヒーを飲むつもりが、注文カウンター横のケースに入っていた「ブルーベリーチーズケーキ（5000ウォン）」を頼んでしまいました。

二つ折り型の携帯電話のような黒いブザーを見つめて待つこと数分。
カウンターに出てきた注文の品は、コッテリ系やスポンジふわふわ系ではなく、酸味のある柔らかめのクリームチーズ食感で、感動の美味！とかではないながらも、それなりに美味でした。

「スケッチブック」という名前らしきこのカフェ、店内ではアートな小物が売られていたり、「自由業」風の年齢不詳のオジさん達が語らっていたりと、芸術・創作系な雰囲気です。
3階まである建物の一部では、アーティストの個展やコンサートなど開くこともあるようです。ちなみに、訪問時に実施の展覧会は「コーヒー豆に嵌る、春」とかいうタイトルでした。

ところで、流行に敏感な雰囲気の店なのに、ガラス窓にはなぜか「メリークリスマス」の文字が・・・。
「訪れる人々にいつも贈り物を」という精神か、9ヵ月後の祝日を楽しみに待っているのかは謎ですが、無料Wi-Fi（パスワードはレジに表示）なども使って静かに長居できそうな場所ですので、時間のある方は一度釣られてみて下さい。