韓流なインテリアというと、白塗りの特大ベッドに派手な大柄のカバー、豪華なソファにビッグな飾り棚・・・というイメージを持っていた私は、弘大の「KAARE KLINT」という店の前を通るたびに、「このシンプルさ、韓国人にはショボイと評価されるのでは」と他人事ながら心配していました。
KAARE KLINT(コーア・クリント。故人)はデンマークの家具デザイナーです。
すると、この店は「北欧家具店」のはずですが、店名の後ろに「The Cafe」とあるように、カフェ業務がメインのようです。
3月のある日、勇気を奮って入ってみました。席が多めで(チェア・ソファの陳列のため?)、ちょっと近寄り難い雰囲気もあるためか、わりと空いています。が、ソファ席はぜんぶ埋まっています。
アイスアメリカーノ(5000ウォン)を注文し、会計を済ませた直後に、レジ横の「アメリカーノ&ワッフル 7000ウォン」という写真に気付き「あっ」と固まったところ、店員くんは「ご変更されますか」と笑顔で応答。追加で2000ウォンを払った後、奥の椅子席に着席。
※レシートを見ると、韓国語の店名はローマ字読み通り&韓国風発音の「カレ・クルリントゥ」でした。
「ワッフルは少々時間がかかりますので」との予告と共に運ばれてきたアイスアメリカーノ(けっこう苦味&酸味のある濃厚味)を飲みつつ、待つこと約15分。「時間がかかるというか、忘れてないか?」と、家具を見るついでにレジのほうに行ってみると、店員くんがワッフル盛り付け作業中だったので席に戻りました。
温かいワッフルは、肉厚でしっかりした食感で美味でした。厚めのスライスアーモンドと、柔らかめのクリームも良い感じです。
江南に1店、釜山方面(金海市)に1店のショールーム&カフェがあるようですが、私の席の横にあった小さな棚が312,000ウォン、カップル客が出て行って空席になったので座ってみたソファが「2,445,000ウォン」であると知って驚愕
IKEAの家具とは一桁違います。
客たちには「家具カフェ」と呼ばれているらしきこの店、家具が売れているかは不明ですが、弘大のカフェとしては高額ではなく、接客も「親切&あっさり」で良好ですので、快適なイス&ソファで休みつつ飲み物でも・・・という際にぜひ。