梨花女子大学校正門のすぐそばで、白壁&ちょっと怪しいスマイル美女ポスターの小さな食堂を見かけました。
「GYROS」「Greek Diet Food」という文字と、入口の国旗からは、ギリシャ料理店のようです。
その店名からは、焼いた肉を白い平焼きパンで巻いたギリシャ料理「ギロス」を出すと思われます。
「正門前にギリシャ料理の屋台。まるでアメリカの大学だ」(←ギリシャ旅行歴もアメリカ留学歴もない私の適当なイメージ)と、衝動的に入店。
私の入店とほぼすれ違いに、若い男女5人ほどが食事を終えて出て行ったので、客は私だけです。
じつは、昼食を食べた後だったので「ギロス(チキン&ポーク)5000ウォン」をテイクアウト注文。
着席してメニューを見ると、ギロス(たしかチキン、ポーク、野菜、チキン&ポークの4種)、串焼き肉の「スブラキ」、ギリシャ風のピザやサラダなどあるようです。
外国のギリシャ料理店でよく見るナスとジャガイモの焼き物「ムサカ」は無かった、と思います。
テーブルに残っている皿と包装紙から、先ほど出ていった男女は、いずれも、一人あたり10000ウォン(2人分から注文可)ほどの「セットメニュー」を食べていたと推測されます。
入口にも店内にもある美女ポスターは何の広告なのだろう・・・と思っているうちに、ギロスが出来上がったようです。
店員くんが、深刻な顔で「当店は初めてですか。このギロスは、包装紙を少しずつ剥がしながら召し上がって下さい。一度に剥がしてしまうと・・・」と言うので、爆発でもするのかと思ったのですが、単に「中の具材がこぼれて食べにくい」とのことでした。
さて、家で食べてみたギロスは、肉とレタスその他の野菜、輪切りオリーブと、ちょっとエキゾチックなスパイス感のある(辛くはありません)白っぽいソースなどが入っていて、わりとボリュームはありつつも健康的な味でした。
外側の白いパンも、固すぎず柔らかすぎず、パサパサでもベチャベチャでもない、適度な食感です。
ダイエットフードかどうかは何とも言えませんが、飽きがこない感じの美味です。
「ロールサンドイッチ1個 5000ウォン」はファストフードとしては安くないながらも、高めのカフェも多い梨大で、韓国では珍しい国の料理店ということを考慮すると、ギロスも、それ以外の料理も手頃価格といえます。
次回訪問時は、「ピタピザ」か「ほうれん草パイ」、または同行者を見つけて「オリンピックセット(2人分20000ウォン)」を試してみたいものです