地下鉄6号線「麻浦区庁駅」2番出口前に、トゥルドゥルチキンの支店があります。
いつ見ても閉まっていて、店の前にはテーブル&イスが山積みになっています。なのに「アルバイト募集:ホール、配達」という案内が出ています。
「アルバイト募集の案内を出したまま廃業してしまったのだろうか?」と思ったのですが、ある日の夕方に店の前を通ったら、店内に人の気配が・・・。
勇気を出してドアを開けてみると、客のようなものまで複数います。思わず、頼む予定はなかったのに「ふ、フライドチキン(15000ウォン)」と注文してしまいました。
注文から15分ほど経過後、再び店に寄るとチキンは出来上がっていました。ペプシひと缶、大根ひとパック、コチュジャン味らしきソースが付いています。
自宅に持ち帰ったところ、家族(韓国人)は「このチキン、食べかけっぽくないか
」と驚きの表情です。
はて、と思ってよく見ると、ふつうのチキンだと「全面に揚げ色付き」のところが、このチキンは所々に白い切断面が見えています。
チキン各部を鶏型に並べて、一羽分あることを確認し、「大きめの状態で揚げたあと、明洞本店紹介記事にある『食べやすい大きさに切って提供』した結果、あちこちに切り口が発生したようだ」との結論に達したのでした。
味のほうは、脂ぎっていないのにジューシーで、薄いコロモ(?)にもしっかり味があって美味でした。
なお、後日、このチキン店の隣りのスンデ店で夕食中、ふと外を見ると、例のテーブル&イスに座ってチキンを囲む飲み客
たちが店の前や駅出口近くにまで進出していて、「あのイス、使うのか・・・」と知ったのでした。私が「いつも閉まっている」と思ったのは、午前中に駅前を通ることが多かったためのようです。
雪が積もった12月以降は、さすがに夕刻も「外飲み客」を見なくなりましたが、複数の出前バイクが店周辺の市街地を走っているのを見るに、外に出なくなった人々は家で食べているのかもしれません。
暖かくなったら、私もこの店で「露天チキン」を試してみたいものです。
ちなみに、チキンは出前を頼まず自力でテイクアウトすると1000ウォン程度安くなる店も多いのですが、この店は出前でもテイクアウトでも同料金のようです。←あ、イートイン価格がどうなるかは未確認です。
そして、この店の「マヌルチキン(16000ウォン)」はビミョーに甘いので、普通のフライドの方がオススメな気が・・・いえ、個人的見解ですが・・・。