弘大入口駅から徒歩数分、駐車場通り近くに「튀김전문 Bar삭（ティギムジョンムン　Barサッ）」という看板を出した店があります。

6号線「上水」駅近くには同じオレンジ色の看板の天ぷら店
http://comm.konest.com/forumd/3080

があり、確か梨大駅近くでもやはり同じ看板の天ぷらバー（？）を見かけたので、チェーン店でしょうか。

昼間に見ると、どうも閉まっています。まあ、バーなら夕方オープンだろうと思い、夕方ここを通ったときに地下1階に降りてみました。

入口らしき場所に、「Bar　サッ　営業中」と書かれた鉄のドアがあります。
営業中と書いてあるものの、閉まっている雰囲気のドアです。
大丈夫か、これ？と思いつつドアを開けてみると、秘密基地っぽいバー空間が広がっています。満員です。

店員くんが、メニュー（韓国語）と、手書きで注文するのに使うメモを持ってきてくれました。
天ぷら（5個セット、10個セット、単品）のほか、韓国人が酒を飲むのに必須だという「汁もの」もあるようです。天ぷらは、好きなものばかり単品で選ぶことはできず、はじめにセットを頼んだあと、単品追加が可能のようです。

酒類のメニューも充実していますが、この満員のバーで「一人酒」をするには強い心が必要な気がするので、店内で食べるのはやめて天ぷらをテイクアウト注文し、海鮮たまごスープ（1500ウォン）を飲みつつ待とうと決め、
「天ぷら　10個・・・持ち帰り　　海鮮たまごスープ　1」
と書いたメモを店員くんに渡しました。

待つこと7～8分。「海鮮たまごスープ」が登場しました。ある程度の酒と天ぷらを頼むと無料で付くのか、あちこちのテーブルにこのスープが運ばれています。
片栗粉っぽいとろみのあるスープの中に、溶き卵、ワカメ数切れ、揚げ玉というか天かす、アサリやムール貝などのむき身が入っています。淡白に見えてわりとコッテリ系、しかもなぜか懐かしい風味です。←とろみのためか、熱々がまったく冷めず、小さい器でも食べるのに結構時間がかかります。

天ぷら10個セット（7500ウォン）は、思ったより大きな袋に入って出てきました。
サツマイモ、イカ、エビなどの「素材もの」も、魚介すり身や挽き肉の詰め物メニューも美味でした。あ、添付の小さい容器３つの中身は、天つゆ１、タルタルソース２でした。

満員時でもうるさくはない、なかなか良い雰囲気のバーだったので、次回は連れのいる時に出かけて店内で飲んでみたいものです。