「夏に美味しい種類のものもあるらしい」「韓国では通年提供の店も多い」と分かっていても、暑い暑い夏には何となく避けていた「牡蠣」。
秋も本格的になった頃に、かなり前から気になっていた、麻浦区庁駅前の「牡蠣ぞうすい、牡蠣めし屋らしき店」を訪問しました。
「らしき」というのは、店名「クルマウル(=牡蠣の村)」と窓の写真からそう推測されるものの、駅前ビルの2階にある店で、しかも、窓の写真ゆえに、外からはまったく店内の様子が窺えないからです。
おお、昼食には遅い時間(午後3時近く)なのに、わりと客がいます。「クルクッパッ(牡蠣ぞうすい。5500ウォン)」が人気のようですが、今回は海藻入りの「メセンイクルクッパッ(6500ウォン)」と石焼ビビンバ風の「トゥッペギクルビビンバ(これも6500ウォン)」を注文。
クッパッはアッサリ系ながらも出汁がきいており、メセンイが「とろろ昆布」風で美味でした。
ビビンバは程良い「おこげ」がカリッと香ばしく、刻み卵や海苔などのトッピングも良い感じです。
今回の同行者は「写真オタク」で、キムチや牡蠣めしに巨大レンズ
を向けていたところ、中年店員女史は笑顔で「いま、この近くでススキ祭り(注:訪問はワールドカップ公園での同祝祭会期中でした)やってますよ」と撮影スポットなどを勧めてくれたのでした
注文の2品、いずれも1人分と思われますが、ふつうの「ひとり用」より一回り大きい1.3人分くらいのサイズです。今回は女性2人(そして私はわりと大食)での訪問で、2品を分けて食べたこともあり「おいしい適量」と感じましたが、小食な方が1人で丼もの1品を注文すると結構ヘビーかもしれません。
このお店、江南の三成洞や新沙洞、忠武路、永登浦などソウルに19店舗ほど支店を持つチェーン店のようです。じつは、私が以前住んでいた市にもありましたが、店名看板が「クルマウル ナッチチョン(牡蠣のむら、タコの村)」と微妙に違っていたこともあり、同一チェーンと分かりませんでした・・・。
それはさておき、次回は二枚貝「コマッ」を使った料理や「牡蠣天ぷら(12000ウォン)」「牡蠣チヂミ(10000ウォン)」「牡蠣ポッサム」などを試してみたいものです。
追伸:2台あるエレベーターのうち1台に乗ったところ、これが2階に行かないと判明し、1階に引き返して階段を上った私たち
たしか右が高層階、左が低・中層階行きです。フロア間の距離はわりと長い(=階段もけっこう長い)ので、健脚な方以外は「低・中層階行き」に乗ってのご訪問をオススメします。