弘大入口駅近くで「韓定食」を食べたい気分になりました。
おしゃれなカフェや個性派飲食店の多いこのエリアでは、韓定食もフュージョン系だったり創作系だったりで「ふつうの韓定食」の店が意外に少ない気がしますが、今回出かけた「景福宮」は、ごくスタンダードな焼肉系の韓定食を食べられるチェーン店です(ソウル市内には、今回訪問の『西橋店』を含めて8店舗あるようです)。
店の前面では、何だか自信満々な料理人がポーズをとっています。
「外国のジャパニーズレストランのように、鉄板の前で焼きながら派手なパフォーマンスとかするのか?」
と一瞬不安になりましたが、入ってみると、わりと盛況ながらも静かな店です。
和食店っぽい廊下の両側に「半・個室」という感じの不透明な仕切りで区切られた部屋が並んでいます。予約なしで行きましたが、この部屋の一つにぶじ案内されました。
焼肉の単品メニューの他、3万ウォン台~75000ウォン位までのコース料理もありますが、平日の昼の訪問ということで、ランチ限定メニューの「定食B 炭焼きカルビ(1人分20000ウォン+10%)」を注文。
水キムチに黒ゴマ粥、サラダ、絹ごし風の豆腐、ナスの挟み揚げ、エゴマすいとんにチヂミ。量といい品揃えといい、理想的な「普通さ」です。
「炭焼きカルビ」が、炭と共に登場するのではなく、既に焼かれた状態で保温プレートに載って出てくるのがちょっと「あれ?」なのですが、この肉も「ごく普通の美味しさ」でした。
仕切り越しにうっすらと見える周囲の席を窺った限りでは、昼休み時間のサラリーマン風の客もわりといました。
時間に余裕のない客層に配慮してか、料理が出てくる速度がかなり速く
(注文後、20分程度で全品出てきた気が)、何も考えず食べていると高速であわただしく満腹になってしまうので、急いでいない方は自分のペースで召し上がるのがオススメです