弘大入口駅の近くを歩いていたら、渋い名前の店が目にとまりました。
「묘리(ミョリ)」、おそらく「妙理」です。仏教っぽい名前に「精進料理でも出すのか」と立て看板を見ると「スンデ専門店」のようです
何だそりゃと思いつつ、つい入店。屋台・粉食系ではなく、洋食カフェ系のオシャレな雰囲気です。
平日の午後2時近い時間だったので、客は私と、韓国人の家族連れやサラリーマン風の男性2人組など数グループのみでした。
韓国には「○○専門店といいつつ、他の料理も色々ある店」が多いですが、メニューを見ると、けっこうスンデ尽くしな印象です。
スンデクッにおかず数品、さらに「おつまみサイズのスンデ盛り合わせ」が付く定食(確か『ミョリ定食』?8000ウォン)を注文。赤くて辛いスープ/辛くないスープの2種類あるようなので、辛くないほうにしました。
別途、スンデ3種(豚タン?+茹でレバー添え)が付くためか、小皿5品のおかずはすべて野菜系です。
さて、そのスンデですが、3種類の色違いのものが2切れずつ出てきました。三色スンデというか、変わりスンデというか、何なのでしょうか。
とりあえず、手前の「黄色」から食べてみました。トウモロコシ入り??の、わりと野菜・穀物っぽい味です。あとの2つは何味かよく分かりませんでしたが、従来のスンデのイメージを覆す何かです。←あ、食べ物としては美味でした。
スンデクッは、スンデ+豚の頭肉と思われる具入りで、通常の「腸+その他の内臓」入りとはちょっと異なる、わりとアッサリした仕上がりでした。
一人での訪問なので試していませんが、メニューにはスンデ系の鍋料理や、「スンデの天ぷら」などという変わったメニューもありました。揚げた場合、あの野菜・穀物風味から察するに、春巻やコロッケのような味になりそうです。
この定食、かなり満腹になるので、空腹な時にオススメです。←スンデクッ単品の注文(確か6000ウォン?)も可能です。
注)この店の不思議な点は、弘大と江南・駅三に店があるのに、2店舗とも「本店」と名乗っていることです。
以前、コネスト編集部日記に「支店もないのに『本店』と名乗る飲食店たち」
http://comm.konest.com/ediary/E05/2300
が紹介されていましたが、その逆のケースといえます。もっと店舗が増えたらどうする気でしょう。自分が以前通っていた、「院長」が最多時で17人いた病院を思い出してしまいました・・・。