ネットで美味しいお店を探している時に見つけたお店の1軒です。
その写真を横から覗いてきた夫が見て、以前他の中華料理屋さんで食べた「中国式酢豚」と同じ類で以前から私に食べさせたいと思っていた酢豚と同じ種類ということで「食べに行こう!」と。
(私は韓国の酢豚であるタンスユッが甘いのであまり好きではないため
)
韓国の中華料理屋さんではあえて「中国式」とつくメニューが時々あります。
その代表が「中国式冷麵」と「中国式酢豚」。
ちょっと綺麗めの中華料理屋さんではこの手の「中国式」に出会えることが多いような気がします。(今回のお店は特にそういうわけではありませんが
)
そして「中国式」という文字がつくと総じて日本で食べられる味にちょっと近付くような気がします。
日本で食べる中華も本場の中国料理に比べたら日本人好みの味に変えられているのかもしれませんが、韓国の中華もまた同じで韓国人好みの味にアレンジされているものが多いような気がします。
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは「中国式酢豚」である중국식탕수육(チュングッシッタンスユッ)です。
韓国の中華料理屋さんに入るとまず出てくる定番は、生の玉ねぎと黒味噌、たくあん、ピーナッツ、ザーサイ、キムチ、のどれかだと思います。
こちらのお店ではそのすべてが出されました。
ちなみに私たちが訪れたのは夜なのでまたランチタイムでは違うのかもしれません。
なぜならランチメニューとしてこの日私たちが食べた中国式酢豚もお手頃価格のセットメニューが壁に張られていたので。
韓国で食べる酢豚である탕수육(タンスユッ)は通常透明のソースで甘いのが一般的です。
そこをあえて「中国式」という時点で韓国人も韓国で食べられる酢豚が韓国風にアレンジされたものだということを認識しているということなのでしょうか??
とにかく「中国式酢豚」というものが何なのか?
百聞は一見に如かずということで写真を見ていただければわかると思うのですが、それは日本で食べる中華の酢豚とかなり似た色のものでした。
お肉は豚肉で平たく薄いお肉で、日本の酢豚のようにお野菜が入っているわけではありません。
韓国の酢豚自体が通常豚肉の細切りを揚げたものなので、それよりは大きな平べったいお肉という時点でかなり豪華
それを店員さんがはさみでチョキチョキと一口サイズにカットしてくれます。
そこはやはり韓国式?!
お肉はカリッと揚がっているけどもっちりもしていて、ちょうど片栗粉をつけた揚げ出し豆腐の衣を厚くしたような感じです。
夫曰く、以前他のお店で食べたこのような酢豚のお肉は餅粉で作った衣だったとか。
真相はともかく食感は良く私は普通の韓国の酢豚の衣より断然こちらの方が好みでした!
そしてソースがまさに日本で食べる酢豚の味!!
甘酸っぱいケチャップとお酢をベースにしたあの味です!
久しぶりに美味しい酢豚を食べた私は大満足でした
一緒に注文したジャジャンミョンも玉ねぎが甘く美味しかったし、最後のちょっとしたデザートも口をさっぱりさせてくれて良いです。
中華の出前でもお店でも、絶対酢豚は頼まない私ですが、こちらの酢豚はまた食べたいな~と思いました。
夜、単品でのお値段は16000ウォンとちょっといいお値段ですが、昼間はこれとジャジャンミョンかチャンポンを選択、それに他にも何品かついたランチセットが10000ウォンちょっとであるようです。(値段や内容はうる覚えなので参考にはなさらないでください
)
今度はランチに行ってみたいお店となりました♪
日本で食べるような酢豚が食べたいな~と思っていらっしゃる方はぜひ☆