ノルブポッサム 大田儒城ポッサム店

ポッサムというと、ソジュでも飲みながら数人でひと皿の肉をつつく・・・という印象を私は持っていました。
なので、一人から注文可能なこの店の「ポッサム定食」を初めて見たとき少し驚きました。
しかも、この定食と「ロハス薬膳定食」には韓国ロハス協会の認証マークまでついています。
「ロハスなポッサム。」韓国ロハス協会のイベントには確かに肉類も登場するようですが、なんというか、新鮮な語感です。

全国チェーンのお店ですが、テジョンで初めて訪ねたのは最近、というか先週のことです。
大学や研究施設の多い地域で、日曜の午後３時頃という時間のためか、店内はわりとすいていました。
この店で、私はソウルでの初対面とは違った「驚き」を経験します。

1）トルソッパッはどこに？
看板を見るかぎり、店名は「ノルブポッサムとトルソッパッ」です。ところが、メニューを隅から隅まで見ても釜飯の姿が見当たりません。いえ、トルソッパッではなくポッサムを食べに行ったので気にしませんが。

2）そして、ウズラの卵は？
「ポッサム定食」と「ロハス薬膳定食」（各7000ウォン）の写真を見ると、パンチャンにウズラの卵の
醤油煮がついています。私の大好物です。
期待に胸を躍らせて待つ私の目の前に、7品のパンチャン＋アミ塩辛が登場。・・・ウズラの卵が
ありません。
「きっと後から出てくるんだよ」と希望を捨てない私に、友人（韓国人）は
「そうかな…。あの～、ウズラの卵は出ないんですか？」と即座に店員に確認。
店員の回答は、
「ああ、それは絵だけで（おい！）、場合によって違うのが出ます。」
あまりにいさぎよい答えにうなだれる私。いえ、卵ではなくポッサムを食べに行ったので気に…けっこう気になったかもしれません。まあ、パンチャンの品数自体は写真より多かったですが（写真にあったスープのアサリが見当たらなかったことは、卵のショックで当日は気付かず）。

「原料産地　サムギョプ：オーストリア産　　モクサル：国内産」とあったので、三枚肉のポッサムは輸入ものと思われます。が、三層の脂が入った豚肉はしつこくもなくクセもなく、柔らかくておいしかったです。
「ポッサム定食」と「ロハス薬膳定食」の違いは「ポッサム定食」には普通の白菜キムチ、「ロハス薬膳定食」には「白色の辛くない白菜漬け＆少しだけ辛い大根千切りのキムチ」が付いてくるという点です。が、肉の量も漬物・キムチの総量も「ロハス薬膳定食」の方が多く見えました。これが仕様なのか、支店や盛る人による差なのかは不明ですが…。

昔話の悪いオヤジ「ノルブ」の顔が目印の「ノルブポッサム」、ソウルや他の都市にもあるので試してみてくださいね。ポッサムのおひとり様定食は午後5時まで注文可とのことです。

注意：この「놀부NBG(ノルブグローバル)」は「ノルブブテチゲ＆鉄板焼き」「ノルブハンアリカルビ」「ノルブ硫黄アヒル」など、同じ顔マークでも違う店名で違う料理の店が各都市に沢山あるので、目的の料理の店であることを確認してから着席してくださいね。店内には料理の写真が色々あって、店名が読めなくても（ソウル市中心部では日本語名併記の看板も見た気がしますが）目当ての店かどうかはわりと簡単に確認できます。