上水駅に近い駐車場通りに「京城パッチッ オンヌモン」という、カフェのような店があります。
「パッチッ(アズキ店)」ということは、小豆粥でも出しているのかな・・・と思いつつスルーしていたのですが、8月の暑い昼に、パッピンスの写真広告を見て思わず足を止めました。
その写真が、弘大の「405kitchen」という店のものと全く同じで「ええっ
」と驚きもあったのですが、アズキ店のパッピンスなら美味だろうという期待も感じます。
店に入ってすぐの正面には、餡を炊く大釜が2つ並んだ厨房が見えます。その前に並んだ真鍮の器と共に「美味な雰囲気」を醸し出しています。
店内はほぼ満員です。器のサイズや、先客たちの注文を見るに、ピンスの分量は1~2人分です。
レジで注文&先払いのようなので、パッピンス(8000W)を注文して着席しました。
自席横のガラスに張り付いて厨房を覗くと、自動製氷機付き冷凍庫が2台あります。
通常の製氷機は、水をセットしておくと四角い氷がガラガラと落ちてきますが、この製氷機は定期的に雪のような氷
がパサパサパサと降ってくる構造のようです。
ゴム手袋着用のおねえさんが、冷凍庫内に積もった粉雪状の氷を器に盛りつつ、何段階かに分けて練乳(?)をかけています。ちょっと楽しそうな作業ですが、ずっと続けていると手が冷たくなるかもしれません。
「405kitchen」のパッピンスより器が若干小さめで(価格も500Wほど安いですが)、スプーンが木製でなく真鍮という違いはありますが、餅や餡の味も、 写真より餅が1つ多い「2つ」である点も、氷の食感も殆ど同じでした。「正統派のシンプルな美味」です。
平日昼に「ほぼ満員」だったこの店、土曜の午後に前を通ったら行列ができていました。「シンプルな美味」を求める人は多いようです。色々載ったピンスも良いけど、正統派のあずき氷を・・・という方はぜひ