韓国クラフトビールの先駆者
10種類以上のビールが楽しめる梨泰院エリアの人気店

クラフトビールとは小規模な醸造所で作るビールのことで、手作りビール・地ビールとも呼ばれ、近年、独特な味わいやバラエティーに富んだビールを求める若者を中心に人気を集めています。「Magpie Brewing(マグパイブリューイング)」は梨泰院(イテウォン)の西、異国情緒溢れるお店が集まる経理団通り(キョンニダンキル)近くに位置するクラフトビール専門店。まだ韓国でクラフトビールが広く知られていなかった2012年にオープンしました。豊富な味わいのビールが飲めるとクチコミで徐々に人気を集め、現在では韓国クラフトビールの元祖といわれるほどの有名店に。済州島(チェジュド)にある自社醸造所で作られた北米スタイルの新鮮なクラフトビールと注文を受けてから焼上げる手作りピザが楽しめます。

お店は、ビールとナッツ類の販売を行なう｢ブリューショップ｣(午後３時から営業)と、ビールとピザを販売する地下の｢ベースメント｣(午後５時から営業)に分かれています。「ベースメント」はコンクリート打ちっぱなしに照明が落とされたシックな雰囲気。周辺には在韓米軍基地や外国人アパートがあるため外国人も多く訪れます。毎日午後６時を過ぎるとすぐに満席になってしまうので、早めの来店をおすすめします。


明るいうちから1杯しに来る人も多いブリューショップ	開放的なバースタイル


ベースメント	女子会やデートにもぴったりなオシャレな雰囲気

酸味・苦味・コク・キレが絶妙！
じっくり味わいたいクラフトビール

「Magpie Brewing」では材料や製法の異なる10種類以上のビールと季節限定のビールが揃います。注文・支払いはカウンターで行ない、出来上がったものは席まで運んでくれるシステムです。


いつでも新鮮なビールを提供	風味豊かなアメリカ産アロマホップ	麦芽(左：チョコレートモルト、右：キャラメルモルト)

ペールエール　5,000ウォン

「pale(淡い)」と「ale(上面発酵ビール)」を意味する「ペールエール」は、軽い苦味が特徴のイギリスの伝統的なビール。クセが少なくクラフトビール初心者向きの味わいです。アメリカ産のホップ、キャラメルモルトを使用しており、程よい酸味とフルーティな味わいが印象的です。

ポーター　6,000ウォン

ダークローストした麦芽を使った黒ビールで、コーヒーのような風味が特徴です。「Magpie Brewing」のポーターはコクがありながらも軽やかな口当たり。チョコレートやブラウニーなどのスイーツと一緒にいただくのが通な飲み方です。

ザシナー　7,000ウォン

ベルジャンというベルギースタイルの小麦を使った白ビール。アルコール度数7.5％と高めですが、まろやかな口当たりとグレープフルーツのような爽やかな香りで飲みやすくなっています。

ゴースサワー　6,000ウォン

夏の暑い時期にぴったりの酸味の効いたビール。さっぱりとした後味とのど越しの良さを楽しめます。

ザアメリカンセイント　8,000ウォン

深い苦味と濃厚な味わいのIPA(India Pale Ale)。「Magpie Brewing」のザアメリカンセイントは他のIPAに比べ苦味が抑えられており飲みやすい仕上がりです。ホップの香りをじっくりと味わいたい人におすすめです。

ハワイアンピザ 15,000ウォン

韓国で定番の「チメッ(チキン＋ビール(メッチュ)」に次いで人気急上昇の組み合わせがピザ＋ビールの「ピメッ」。「Magpie Brewing」ではチーズピザなどシンプルなものからチキンカレーピザなどガッツリ系まで常時６～７種類のビザがあり、注文を受けてから調理し窯で焼き始めます。
人気のメニューはハワイアンピザ。もちもちの生地に、大きめ角切りのハムとパイナップル、チーズがたっぷりと乗っています。ハムの塩味とパイナップルの酸味・甘味が相性抜群です。

韓国にクラフトビール文化を根付かせたい

アメリカ出身の男女４人が韓国にクラフトビール文化を根付かせたいとオープンさせた「Magpie Brewing」。韓国のビール人気の高まりもあり、今では若者の街・弘大(ホンデ)や済州島にも支店を持つほどに成長、韓国のクラフトビールの元祖として若者の間で絶大な信頼を得ています。今後はビールの種類をさらに増やしていく予定とのこと。個性的な味わいのビールが楽しめる「Magpie Brewing」で、お気に入りのビールを探してみてはいかがでしょうか？