カチクモンチッ

カチクモンチッ / 까치구멍집
4.4
(4件)
慶尚北道 安東市 石洲路 203
11:00~21:00
旧正月・秋夕(チュソク)の前日と当日
祭祀料理、ビビンバ、チヂミ
*登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

豪華でヘルシーな祭祀膳を出す安東の人気韓定食店

慶尚北道(キョンサンプット)安東(アンドン)市の観光地・安東民俗村そばにある「カチクモンチッ」は、ビビンバのような料理のホッジェサパッの有名店です。代表メニューはホッジェサパッにおかずを添えた両班膳(ヤンバンサン)。ただしホッジェサバッにコチュジャンは入っていません。おかずは、祭祀料理に出される歯ごたえのあるサメや脂ののった名物塩サバ、甘辛い牛肉の串焼きのほか、豆腐やエホバッ(韓国かぼちゃ)、昆布のジョン(韓国式ピカタ)です。安東のホッジェサパッは、祭祀のお下がりを細かく刻んで食材にした名物です。

お店の特徴
伝統の街、安東の名物料理を出す有名店
慶尚北道(キョンサンプット)安東(アンドン)市は儒教文化が色濃く残り、先祖を敬い血族の絆が深いといわれる地域です。そんな安東の名物料理はやはり、祖先を祀る行事である祭祀(チェサ)と関連の深いものです。

「カチクモンチッ」は20年を越えて営業しているホッチェサパッの有名店で、安東の人たちが市外からお客さんが来た時に案内する店としてよく利用されており、安東では知られた存在です。

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人気メニュー
両班膳(ヤンバンサン) 1人前 24,000ウォン ※2人前から注文可
※写真は2人前

内容は変わることがあります
※写真は2人前
内容は変わることがあります
祭祀が終わり、先祖に備えた食べ物のお下がりを頂くことを飲福(ウムボッ)といいますが、安東ではそのお下がりを細かく刻んでご飯に混ぜ、ビビンバのようにして食べていました。しかし、祭祀を行わない時にも同じような材料を使ってビビンバを食べるようになり、これが「ホッチェサパッ」です。

「ホッ」が「偽りの」、「チェサパッ」が「祭祀の食事」という意味で文字通り、祭祀食を真似た食事ということになります。由来は勉学にいそしむソンビ(学識はあるが官位につかない人)を慰めるためとされています。
書院が多く、儒学が盛んであった安東の土地柄を表わした名物料理といえるでしょう。「カチクモンチッ」ではホッチェサパッの中心となるビビンバを基本におかずを加えた両班膳が人気です。
一番の特徴はビビンバにコチュジャンを入れないことです。ナムルについている味付けだけで十分ですが、少し物足りないと思ったらゴマ入り醤油で少しだけ味をつけていただきます。

また、祭祀料理に出される肉と魚料理のうち、こちらではあっさりとして歯ごたえのあるサメ、脂ののった名物塩サバ、甘辛い牛肉の串焼きが出てきます。この他、豆腐、エホバッ(韓国かぼちゃ)、昆布のジョン(韓国式ピカタ)があります。
ビビンバのナムルは豆もやし、大根、キキョウ、ゼンマイなど
ビビンバのナムルは豆もやし、大根、キキョウ、ゼンマイなど
左がサメ、右が牛肉
左がサメ、右が牛肉
名物塩サバと、チヂミ各種
名物塩サバと、チヂミ各種
チョギ(イシモチ)を焼いたもの
チョギ(イシモチ)を焼いたもの
トトリムッ(どんぐりの寒天)の和え物
トトリムッ(どんぐりの寒天)の和え物
タン(汁物)には大根、豆腐、牛肉、昆布
タン(汁物)には大根、豆腐、牛肉、昆布
食後のデザート代わりになるのがヤッパッ(薬飯)、餅とシッケです。ヤッパッはもち米に蜂蜜やナツメ、栗、松の実などを入れて蒸したもの。ナツメの香りと木の実の歯ごたえ、もち米のモチモチ感が絶妙です。また特筆すべきは安東シッケ。

もち米に生姜、大根、唐辛子粉、水飴、ピーナツを入れたシッケは生姜の香りとぴりっと感が爽やかな、すっきりとした味わいです。安東ではシッケと言えば安東シッケを指し、ソウルなどで知られるシッケはソウルシッケ、もしくはカムジュと言われています。両方出されるので、ぜひ味を比べてみてください。
お店の様子
「カチクモンチッ」は、「河回村(ファフェマウル)」と並び、安東の名所である「陶山書院(トサンソウォン)」に行く途中にあり、安東市内からは車で約10分の距離です。目の前には「安東ダム」と「月映橋(ウォリョンギョ)」があります。

韓屋(ハノッ)作りが目を引く外観で、店名になっているカチ(カササギ)のマークが目印です。店内は窓が大きくとられているため全体に明るく、座敷席を中心に広々としています。

お店データ

店名 カチクモンチッ
主なメニュー 祭祀料理、ビビンバ、チヂミ
電話番号 054-821-1056
営業時間 11:00~21:00
休業日 旧正月・秋夕(チュソク)の前日と当日
日本語 不可
その他外国語 不可
支払方法 ウォン、カード(JCB,visa,master,amex) ※一部使用不可の場合あり
Eメール なし
関連サイト なし
禁煙 全席禁煙
予約 電話
WiFi なし
  • ムード
  • 1人OK
  • 朝食OK
  • 深夜営業
  • 1万ウォン以下
  • 芸能人
  • 年中無休

お店データは日々最新の情報を保つべく調査・更新しておりますが、お客様の訪問時に変更している場合があります。「営業時間が異なる」「閉店していた」等の変更がありましたら、「口コミ」より編集・閉店申告にご協力ください。

地図・アクセス

慶尚北道 安東市 石洲路 203
(경상북도 안동시 석주로 203)
[地番住所]
慶尚北道 安東市 象牙洞 513-1
(경상북도 안동시 상아동 513-1)
安東駅 タクシー約18分
安東ターミナル タクシー約18分

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ユーザー口コミ

4.4
(4件)
【安東】祭祀をしたつもり
ae92toms(トム)さん
◆日時:2015年8月11日(火)17:00頃

◆注文:ホッチェサパプ(虚祭祀飯) 9000w

◆感想:おいしい。

・野菜の味を多く感じるピビンパッ。
 ナムルはムチェキムチ(大根千切りキムチ)などの辛い、赤い色がない。
 大根、白菜、きゅうりなどのナムル。
 醤油系のタレ、コチュジャンを少しだけかけて食べる。
 祭祀料理では本来、唐辛子とにんにくは使わない、というルールが
 あるようだが、コチュジャンが出されてきたのでつい混ぜた。
 そういえばキムチもついていた。

・スープは魚介系の味で、大根に味が滲みている。

・塩サバはパサッと且つ冷たくてイマイチ。
 昆布のジョン、サメの焼き魚も同様。

・全体的に味付けは薄いが、やさしい味で良かった。

・真鍮の高杯は祭祀料理らしい雰囲気があり良い。
念願の「偽物の祭祀料理」に悪戦苦闘しました!^_^;
テジカルビさん
テジカルビです。
情報が多少、旧くなりましたが、^_^;
5/2から5/6でソウル、安東、釜山で食べ歩きしました。
で、食べ歩き4日目、5月5日の朝食後、ソウルを離れ、
9年ぶりに安東に向かいました。
因みに前回、塩鯖とチムタクは食べているので、
目的は、ただ一つ、韓国三大ビビンパプの一つとも言われている、
ホッチェサパプ(偽物の祭祀料理)を食べることでした。(^^♪

で、江辺の東ソウルバスターミナルから、高速バスで、安東のバスターミナルには、
2時間40分で到着しましたが、
9年ぶりの安東は、到着したバスターミナルも含め、大きく変わっていました。
13時前に到着したので、ここまでは当初予定通りで、タクシーで安東ダムの横にある、
ホッチェサパプ等を売りにするメインの食堂街を目指したのですが。。。

ホッチェサパプの食堂の目当ては、こちらの有名店「カチクモンチプ(チッ)」と
「マッ50年ホッチェサパ」でした。
ところが、まずバスターミナルの位置が、安東市内のはずれに移転していた為と
子供の日&日曜重なりの行楽渋滞で、まず行きの時間が25分とかかり予定外!
(タクシー料金も予定を軽くオーバーの13000w近くかかりました。)
それでも、無事、目当ての両店も見つかり、一安心したのですが、
いずれも、13時過ぎのお昼のピーク時期ということもあり、
行列待ちの満杯状態、1人で入るのも躊躇される混雑状態でした。^_^;
で、迷った挙句、同じ混雑状態なら、ということで、有名なカチクモンチプ(ッ)にして、
何とか、席確保し、注文も無事終えたのですが。。。

ところが、ここから肝心のホッチェサパプが、でてくるまでが、待たされました!
結局、40分位かかったでしょうか。(T_T)/~~~
ただ、周りの韓国人テーブルも全て、そのぐらい待たされており、それぞれ、
店員に催促、確認をしていましたので、まあしょうがないと言えば、
しょうがないのですが。。。
でも、通常の韓国の食堂の料理の出る早さを考えれば、大いに予想外ではありました!
で、待たされている間、気になってきたのは、この後予定していたテグ(食べ歩き予定2店あり)
に着く時間が遅れること、そして何より、この店から、バスターミナルまでの足、
タクシーが果たして、捕まるか?!ということでした。^_^;

肝心の目当ての料理、ホッチェサパプは、写真の通りです。
先輩諸氏のクチコミ情報等より、更に値上がっていて(9千wと1万w)。。。
で、結局は、高い方を選択しました。
肝心の味ですが、ある程度予想はしていましたが、普通に美味いレベルでした。
一度経験すれば、いいレベルだと思います。^_^;
ここまで来てと思われるかも知れませんが、前評判は聞いていましたし、
所詮は、宮廷料理の偽物?!料理、ミニ祭祀料理風ということで。。。
ただ、最後に出たシッケだけは美味しく感じました♪(^_-)-☆

で、味が予想通りだったこともあり、慌しく食べ終わると、
すぐ、店を出てタクシーを捕まえにかかりました。。。
ぐあっ!なかなか肝心のタクシーは姿も少なく、結局!
30分位してやっと捕まる始末で、
予定より1時間以上遅れて、安東のバスターミナルに戻りました。

で、悪いことは重なるものです!
今度は、直近の時間のテグ行きのバスの席が混雑で完売、
1時間以上待ちということで、ここで、テグ(食べ歩き)行きを断念!(T_T)/~~~
というのも、夕食、釜山で、お約束しており、
テグ経由では間に合わなくなる可能性がでてきたからでした。

で、急遽、釜山行きに切り替えたのですが、
なんとこちらも、直近の時刻のバスが満席、
ターミナル内で、無駄な1時間以上の待ちになりました。
その後、何とか、釜山行きのバスには乗ったものの、
今度は渋滞に巻き込まれ、釜山到着が、30分以上も遅れることになることに。。。
一昨年の夏の全羅道食べ歩きの際の、バス旅の失敗を今回の安東旅で又重ねることになり、
つくづく地方旅は、より余裕を持った日程にしないといけないと大いに反省した次第です。^_^;

結果、テグで食べ歩き予定だった、
名物のチムカルビ、タロクッパは、次回へ又お預けとなりました。(^_-)-☆

ではでは~♪
ダムのほとりでホッチェサパブ!
波浪訓さん
地方シリーズ  第三弾

安東 「カチクモンチプ」


安東の駅からタクシーで10分もかからないところに「安東ダム」があり、とても景色の良いところで地元民ならず観光地、避暑地となっている。月夜の晩に湖面に映る月がとても美しいという「月夜橋」が有名である。昼間は湖面の上で風通しの良いところで涼を取る人で賑わい、夜はカップルで賑わうとこです。

その月夜橋のたもとの道路向かいにあるのが「カチクモンチプ」です。
宮廷料理をまねて作ったと言われており、「ホッチェサパブ」が有名です。もちろん安東名物塩サバもあります。


きれいな作りのお店に入ると、気の良さそうな店員さんが席に案内してくれて水を持ってきてくれました。注文は?!というと伝票を渡されて自分で正の字を書いて注文するようです。幸い我々は少しハングル文字か読み書き出来るのでわかりましたが、苦手な方には厳しいかもしれませんね。

当然有名な「ホッチェサパブ」を頼みました。後から気がついたのですがホッチェサンパッとヤンバンサンは料理の内容が同じでヤンバンサンには塩サバ焼きが付いてくると言うことでした。知っていればそうすれば良かったともいました。周りを見渡すとやはりヤンバンサンの人が多かった気がします。

ホッッチェサパブはナムルなど野菜類の入った器にコンギパプ、大根の角切りのお吸い物、塩鯖の切り身など何種類かの魚の盛り合わせ+ティギム、ゆで卵、キムチなどでした。韓定食のように何十品目も並ぶというわけではありません。ただこれで8000wですからそれほど高いものでもありません。

ナムルや野菜類の器にコンギパプを入れてすかさずビビン(混ぜ合わせ)ます。
これでビビンパッになります。そのビビンパッをお吸い物と魚の切り身等で食べると言うことになります。ビビンパッは自分で混ぜるためコチュジャンの入れ方により自分で辛さ調節が出来ます。

魚の切り身は、塩サバ、サメの身、白身魚あたりと昆布の天ぷら?!ゆでた卵、高野豆腐みたいなものがありました。大根のお吸い物もさぱっりした感じで飲みやすかったです。全体的に野菜、魚中心でとてもウェルビーンな食事と言えると思います。韓国料理に少々疲れ気味の胃には優しいと思います。

どれも量はそれほど多くなかったのでやはり塩さば付きのヤンバンを頼まなかったことを後悔している我々でした。




味        ★★★★☆         健康的でおいしいです。少々物足りない感も。
  
店内       ★★★★★         中も広く、きれいです。

値段       ★★★★☆           値段的にはとても良いと思います。

日本人向け    ★★☆☆☆           頼みたい物のハングルは暗記しておくか、書き
                            取っておいた方が良いです。

アクセス     ★★★★☆         タクシーならさしてかかりません。

お勧め度    ★★★★☆         食べるだけでなく、月夜橋で観光も!


あくまでも個人的感想の意見ですのでご了承ください。
月映橋が見える両班膳の店
rafiqaさん
(訪問:5月6日 午後7時頃)
両班膳、ホッジェサパッの店ということで高級店をイメージしていましたが、韓国人の行楽客や家族連れも多い、良い意味でカジュアルな雰囲気の店でした。
が、すごく重くて箸が当たると「チーン」と仏壇のような音のする金属製の食器には「無形文化財 ○○氏作」と表記があり、ひしゃくですくって飲む店が多いドンドン酒も一輪挿しのような瓶に入って出てくる・・・と、両班らしい雰囲気(?)は味わえます。また、窓側の席からは木製の鳥形のオブジェや月映橋が見えます。

韓定食の店ではグループで行くと全員同じコースを頼むように言われることも多いですが、ここは両班膳は2人分以上なら可、ホッジェサパッは1人分も可とのことで、3人以上で行くと両班膳、ホッジェサパッ、焼き物を組み合わせて頼む事ができます。チヂミ(他の料理に関しては訊いていませんが)は持ち帰りも可能です。
ホッジェサパッのビビンバにはふつうにコチュジャンが付いてきましたが、あっさりした味付けは両班膳と同じのようで、特に大根と昆布の汁はほっとする風味でした。なお、店員の応対もわりとあっさりしています。

ところで、「カササギのマーク入り看板」は意外に小さく、店の前の駐車場にたくさん車が停まっていると見えにくいことがあります。車やタクシーで走っていてもすぐ目に付く大きな白い看板には「ホッジェサパッ カチクモンチッ」と黒字で書いてあるだけなので要注意です。道路をはさんで向かい側の「月映橋」を目印にすると良いかもしれません。

韓国の連休時期だったせいかもしれませんが、この店の右隣りにある「安東カンコドゥンオ 両班パプサン」、左隣りにある「ホッジェサパッ(他に店名が見当たらなかったのですが、これが店名?)」の店もかなり混んでいました。次に安東を訪ねる機会があれば試してみたいと思います。

最後に、私たちが頼んだ「ホッジェサパッ 7000ウォン」は8000ウォンに、「両班膳 11000ウォン」は確か13000ウォンになっていました(チヂミは5000ウォンのままでした)。近くの席の韓国人グループが「前来た時より高くなってるー」と言っていたので、最近の値上げかもしれません。 

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