​昔、韓国のタクシー運転手さんと食に関する会話をしていたとき
「明月館」という韓国で有名な高級焼肉店がある、
という話を聞いたことがありました。

種々の事情から今回はその明月館にお値段は匹敵するのではないかという
このお店に6名で行ってきました。

この店には豚肉はありません。牛肉のみです。
それも一人前150ｇくらいのもので、ほとんどのものが
6万ウォン以上のものばかりです。
なんかメニューを眺めすぎて、メニューの写真を
撮り損ねてしまいました(笑)。

注文した肉は　トゥンシム(ロース)2、ヤンニョムカルビ2、
チュムルロッ2、追加でアンチャンサル(ハラミ)2、の計8人前。
まずは前菜のおかず類ですが、アワビやヤンニョンケジャンなど
高級食材もあります。美味いです。美味いに決まっています。
この値段で不味かったら怒ります(笑)。

肉も食べごろまで焼いていただき、全部美味い。
このような良い肉は葉っぱで包まない方が好きです。
塩、ドレッシングのようなタレなどで食べました。

ご飯類ではメニューにはあるのに
「ピビンパッ」も「ユッケピビンパッ」もないとのこと。
秋夕の時期であるとはいえ、これはいただけません。
肉が高いのでご飯類で腹を満たそうとしていた計画が台無しです(笑)。
仕方ないので冷麺とテンジャンチゲを注文しましたが、まあ普通の味ですね。
これだけの値段設定をしているお店なので当然にして厳しい評価になってしまいます。
カスビールやチョウンチョロンソジュも町の食堂のほぼ倍の値段です。


厳しい評価ついでに申しますと、これ以上肉を注文しない旨を伝えると、
炭火を片付けるまではわかりますが、そそくさとおかず類も片付けだす店員さんの態度はいただけません。
食ったらさっさと帰れ、と言わんばかりの態度です。
なんかすっかり覚めてしまい「おーい、まだ食うぞー」
とは言いませんでした。

韓国の接客はそんなもんだと言われればそれまでですが、
高級焼肉店であればそれなりの「おもてなし」は提供されるものだと
思っておりました。残念です。

しかし肉自体は美味しかったですし、接待、記念日等特別な場合には
いいお店なのだと思います。
気になるお会計は6名で631,000＋30,000ポンサ料(奉仕料)＝661,000ウォン。

※このような韓国の高級焼肉店に今後私は自腹では
　おそらく行かないと思います。今回は良い体験ができました。