旅行最後の夜、ずっと、サンパブなどのヘルシー料理ばかりを食べていたので、
相方が「今日は肉が食べたい!」と言いだしました。
ホテルのある大田の月坪駅近くの事は全く分からないので、ホテルの人に聞く事にしました。

日本語の喋れるC兄さんと、備品課長のアジョシがホテルの近くに焼肉のお店がないか考えてくれます。
C兄さんが、「僕は、もう仕事が終わるので、今から連れて行ってあげますよ」
との事で、日本でのワーホリの話など、世間話をしながら歩きました。
お店に着くと、お店の人に、色々聞いてくれ、席を用意してくれました。
私達が席に着くと、「楽しんで下さい」と、帰られました。

デジカルビを注文しようとすると、
「お勧めは、絶対これよ。」と、テレビ局で放送された時の写真などを指差し、1人前が14000Wとお高めですが、​お勧めのデジドゥンカルビを注文しました。
ドゥンカルビというのは、骨付きのスペアリブの事のようで、馬耳山の燻したドゥンカルビとは、味付けが違い、少し甘めの味付けです。
骨付きのお肉をアジュマが丁寧に焼いて下さいました。
私がマッコリを注文すると、メニューには無いらしかったのですが、「ちょっと待ってて」と買いに行って下さり、なんと、大田のマッコリを買ってきて下さったのです!
私はテンションが上がり、相方も骨付きのお肉が食べられる事にテンションが上がり、楽しく食べていました。

チゲが来たので、一口飲むと、ん?辛い!!!何これ?と辛すぎて笑いが止まらなくなりました。
(とんでもない辛さの物を食べると、人間って笑いが止まらないのですね…)
とんでもない辛さのチゲを相方も飲んでみて、疲れも吹っ飛ぶような辛さに笑っていると、
アジュマが「チョンニャンコチュだよ、韓国の人はよく飲むよ」と笑って教えてくれました。
チョンニャンコチュ…?あっ、これは、先日maiko3150さんが教えて下さった、ものすごい辛い唐辛子の事じゃないですか!
辛いけど、コクがあり、癖になる美味しさで、何やかんやで完食しました。
「今まで食べた中で一番辛いです」と大笑いをしていると、
店主が来て、「これを食べて」と、金貨のチョコレートを下さり、更にレジの時にも金貨のチョコレートを下さいました。
大田のマッコリも飲めて、お店の人達は親切で、本当に楽しい時間を過ごしました。

ホテルに帰ると、C兄さんがいるではありませんか?
「あれっ?帰ったんじゃなかったの?」と聞くと
「帰ったけど、また遊びに来ました」というのです。
私達が満足したか心配だったのでしょうね。
(​大田(百済)のイイ人遭遇16人目)
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