チョナン・カンもやってきた！高品質・日本式の本格コーヒー店

コーヒー文化に関しては浅い感じのする韓国ですが、たまにはおいしいコーヒーを飲んで一息つきたいもの。清潭洞（チョンダムドン）で見つけた「珈琲美学（コピミハッ）」は、日本のその辺の喫茶店よりも断然美味しい、本格的なコーヒーを出してくれる、数少ない店のひとつです。 実はオーナーの夫人が日本人。1998年にオープンした店は日本の喫茶店風の建物で、日本から輸入した豆を使い、日本で学んだ淹れ方でコーヒーを楽しめます。美味しさは当然口コミで広まり、韓国で新たにカフェを開くバリスタの卵たちがここに通い、淹れ方を学ぶほどになっています。日本のテレビ番組「チョナンカン」で、草?剛とキム・ソナがロケでも使いました。 高い天井の室内は、木をふんだんに使った落ち着いた環境。広々としていて、他の客の会話も気になりません。アーチ窓から日が差し込み、静かな雰囲気を演出します。テラスもあります。 味のある革のカバーのメニューを開き、30種類以上の中からお目当てのコーヒーをチョイス。コーヒー党に嬉しいのはもちろん、そうでない人もツウな気分を満喫できるカフェです。 カウンターでバリスタが慎重に、そしてプロの手つきでコーヒーを淹れているのが見えます。淹れ方はもちろんドリップ。アイスコーヒーには水出し用のフラスコを使います。 取材時は、ストレートコーヒーの中から、マンデリン（10,000ウォン）を注文しました。マンデリンは、マンデリンの豆を使っていても、きちんとした淹れ方でないとマンデリンの独特の風味が出ません。日本の喫茶店でもほとんどお目にかかれない「正しいマンデリン」が、珈琲美学では味わえることができました。香り、舌にまとわりつくような粘り気と独特の苦味、胃にズシッと来る感じ。まさにマンデリンでした。 ブレンド、ストレート（22種）、それからカプチーノなどのエスプレッソ系アレンジを含め、他のコーヒーも正統派です。 大きな手焼きの椀に盛られて出てくるアイスコーヒーシェーク（10,000ウォン）。人気メニューです。きめ細やかなふわふわのカフェオレのシャーベットに上質の生クリームとアーモンドが載っていて、ボリューム満点。 パスタ やカレー、ホットケーキなど軽食メニューも充実しています。店オススメはピザ「ルッコラ」（Sサイズ17,000ウォン）。薄いカリカリのイタリア風生地にトマト、チーズを載...