以北ソンマンドゥ

イブッソンマンドゥ / 이북손만두
5.0
(2件)
ソウル特別市 中区 武橋路 17-13
11:00~21:00 ※完売次第閉店
日曜、12月25日、旧正月・秋夕(チュソク)の連休
キムチマリバッ、皿餃子、緑豆チヂミ 
*登録日時点の情報のため、変更する可能性があります。

心和む韓屋で食す以北の味

「以北(イブッ)ソンマンドゥ」は、朝鮮戦争中に平壌(ピョンヤン)から渡ってきた店主が始めた以北(イブッ)の家庭料理店。オフィス街・市庁(シチョン)の路地に位置する店は、韓屋(ハノッ・韓国家屋)をそのままの形で残しており、ひと昔前の一般家庭のような居心地の良さです。さっぱり冷たいキムチの漬け汁のスープにご飯が入ったキムチマリバッは、店を有名にしたメニュー。ごま油とほのかな甘味が効いて辛さはあまり感じられません。その他、子どものこぶし大の皿餃子(マンドゥ)、緑豆チヂミなどこだわりの以北の味が並びます。

お店の特徴
キムチ冷飯で一躍有名店に
以北(イブッ)ソンマンドゥのイブッは以北(今の北朝鮮)、ソンは手、マンドゥ(饅頭)は餃子を指します。つまり以北式のお手製餃子の店です。

店主は9歳の頃、朝鮮戦争中に家族とともに平壌(ピョンヤン)から渡ってきました。

店主が故郷の以北式マンドゥでソウルに店を出したのは、1989年のこと。当初はマンドゥ専門店だったが、夏場向けに出したキムチマリバッ(キムチ冷飯)が話題を呼び、その後は連日長蛇の有名店となりました。
庶民的な韓国家屋
以北ソンマンドゥは、ソウル随一のオフィス街・市庁(シチョン)の路地にあります。

韓屋(ハノッ)の店は多いが、以北ソンマンドゥほどそのままの形で残している店は珍しいです。中庭にあたる部分も天井を屋根で塞いだりせず、すだれが渡してありました。

個室もあまり飾り気のない質素なもので、ひと昔前の韓国映画などに見られる、ごく普通の一般庶民の家の姿がここにあります。
すだれのかかった天井は

採光がよく開放的な感じ
すだれのかかった天井は
採光がよく開放的な感じ
ごく普通の一般家庭の

個室がこんな感じでした
ごく普通の一般家庭の
個室がこんな感じでした
ちょうちん型の柔らかい照明に

心が和みます
ちょうちん型の柔らかい照明に
心が和みます
今回の取材ではキムチを漬け込むところも見物させてもらいました。黙々と漬ける店員のアジュンマ(おばさん)は、この店で20年以上のベテラン。

キムチの味は薬味が決め手。以北ソンマンドゥでは小イワシの塩辛、ネギ、ニンニクに牛骨のだしを加えて作ります。

見ただけでマッコリが飲みたくなる、のんべぇさんにはたまらない色艶です。
一晩塩漬けして下ごしらえをした白菜
一晩塩漬けして下ごしらえをした白菜
葉の間に薬味を詰めていきます。

手が荒れるので手袋は必須
葉の間に薬味を詰めていきます。
手が荒れるので手袋は必須
日陰で4日、その後冷蔵庫で2日寝か

せたのが食べごろです
日陰で4日、その後冷蔵庫で2日寝か
せたのが食べごろです

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人気メニュー
キムチ冷飯(キムチマリバッ) 8,000ウォン
冬の寒さの厳しい以北では夜にキムチが凍ってしまいます。小腹のすいた夜長には、そのキムチに水を加えて冷や飯を混ぜて食べます。

これがキムチマリバッで、実は冬の食べ物なのです。さっぱりした酸味あるキムチの漬け汁のスープに、ごま油とほのかな甘味が効いて辛さはあまり感じません。

底に沈んだご飯は固まっているので、よく崩して食べましょう。
皿餃子(チョッシマンドゥ) 9,000ウォン (3個入り)
さすがマンドゥ(餃子)は言うことなしの一品です。子どものこぶし大のマンドゥに豆腐、豚肉、ニラ、もやしなどが入っています。

具はオーソドックスだが、風味の良い独特な後味が残ります。これがきっと「以北の味」なのでしょう。

大きいので箸は使わずスプーンで割って、スプーンに載せたままタレにつけると食べやすいです。一度食べたら忘れられない味です。
緑豆チヂミ(ピンデトッ) 18,000ウォン
緑豆チヂミもこの店自慢の一品。緑豆を挽いて作った、どら焼きより一回り大きいチヂミが2枚出されます。

具として豚の挽肉、白菜の他にわらびが入るのが特徴で、これがやはり独特の風味を残します。

脂っぽさをあまり感じさせず、それが余計に豆の風味を引き立てます。もちろんマッコリとの相性も抜群です。
付け合わせは基本的にキムチとはんぺんの2点のみ。キムチはあの色艶から甘味とこくのある味を想像したが、意外にもあっさりとした辛めの味。

はんぺんは釜山の老舗から取り寄せているもので、味わい深い一品でした。付け合わせも含めて、食べ残ったものは頼めば包んでくれます。
あっさり辛めの以北式キムチ
あっさり辛めの以北式キムチ
味わい深い釜山産はんぺん
味わい深い釜山産はんぺん
残ったらテイクアウトしましょう
残ったらテイクアウトしましょう
誰もが心和む故郷の家
気さくな店主はとても親切で、キムチを漬けていたアジュンマ(おばちゃん)は、店主のことを本当のオモニ(母)のようだと言っていました。店の建物はまさに家そのものだし、料理も以北の家庭の味です。

オフィス街のど真ん中でこの店が人々に愛され続けているのは、味もさることながら、この癒される雰囲気によるところも大きいのではないでしょうか。

また来たくなる本当に居心地の良い店でした。味も文句なし、噂に偽りなしの名店です。

お店データ

店名 以北ソンマンドゥ
主なメニュー キムチマリバッ、皿餃子、緑豆チヂミ 
電話番号 02-776-7350、02-776-7361(予約)
営業時間 11:00~21:00 ※完売次第閉店
休業日 日曜、12月25日、旧正月・秋夕(チュソク)の連休
日本語 不可
その他外国語 不可
支払方法 ウォン、カード(JCB,visa,master,amex) ※一部使用不可の場合あり
Eメール なし
関連サイト なし
禁煙 全席禁煙
テイクアウト
予約 電話 (昼食時は予約不可)
WiFi なし
  • ムード
  • 1人OK
  • 朝食OK
  • 深夜営業
  • 1万ウォン以下
  • 芸能人
  • 年中無休

お店データは日々最新の情報を保つべく調査・更新しておりますが、お客様の訪問時に変更している場合があります。「営業時間が異なる」「閉店していた」等の変更がありましたら、「口コミ」より編集・閉店申告にご協力ください。

地図・アクセス

ソウル特別市 中区 武橋路 17-13
(서울특별시 중구 무교로 17-13)
[地番住所]
ソウル特別市 中区 武橋洞 27
(서울특별시 중구 무교동 27)
1号線 市庁駅
5番出口 徒歩5分
地下鉄検索

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ユーザー口コミ

5.0
(2件)
美味しかったです!
なびちゃんさん
6月13日お昼直前に運よく入れました。
以前から店の名前と「たぶんこのあたり」は知っていたのですが
コネストさんで紹介されていることを知らず

12日に道行く人に教えてもらったら日曜休みで
月曜日の午前中に行って見ました。
まだ11時45分ほどでもビジネス街は人があふれ
12時を回ったらたぶん一人では入れなかったと思います。

混雑でテンパった(笑)オバチャンに「そこへ座れ!」と言われ
注文するやいなやキムチマリパブは10秒で登場。
思ったよりは辛くなく
量は多いかと思いましたが他のおかずがオデンの煮たものと大根ナムルだけなのでほぼ完食。
すっぱいスープとごま油とほのかに甘いご飯?が
見事な調和でした。
次から次へとやって来る人の列に
余韻を楽しむ間もなく退店(平日ですしね)

あわただしい時間帯に一人でも入れてもらえて感謝です。
今度はラッシュを避けて行こうと思います。
キムチマリバッは他では見ない料理でした
TANさん
8月24日に会社の同僚に連れられて、お昼にイブッソンマンドゥに行って来ました。彼曰く自分の母親が北の出身で、子供の頃からよくキムチマリバッが食卓に並んでいたとか。なかなか分かりにくいところにある店ですが、お昼時ということもあって、15分くらい並びました。入ってみると、店は鮨詰状態でした(13時を過ぎた頃にはかなり空いてましたが)。
食事の方は、キムチマリバッとスープ入りマンドゥを食べました。どちらも美味しい!!特にキムチマリバッは他では見たことがない料理だったので、驚きましたが、見た目ほど辛くなく、むしろサッパリしてて食べやすかったです。マンドゥは、具にニンニクが入っているのか、かなりスパイシーでしたが、スープが牛肉をベースとしたあっさりしたもので、このスープによく合いました。是非お勧めです。

周辺のお店情報

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