
ピックアップ!お店紹介口コミ by Yuseong◆さん
大田・忠清道には「慶尚道や全羅道に比べて穏健で静かだが、意外なところで頑固さを発揮する」タイプの人が多いように思われます。
暑い週末の昼に、KTX大田駅前でコングッスでも食べるかと「ミリャングッスチッ」という店に入ってみました。
先客は、ジャンチグッスらしき麵を食べる中年男女1組です。コングッスと、「黒エゴマスジェビ(5000ウォン)」を頼んでみました。
キムチ2種と共に「黒エゴマスジェビ」が来ました。黒いのはスープではなくて、スジェビのようです。あとの具材はニラのみ。ごくシンプルです。スープの味は、まあ悪くありません。
コングッスは「+テンチョキムパッ」で6千ウォンとあります。コングッス単品だと幾らだろうと思ったら、コマキムパッが一緒に出てきました。
連れて来た幼児にコマキムパッを食べさせようとする知人(大田生まれの韓国人)に「テンチョっていう単語、知ってる?」と訊くと「破戒僧でしょ?」との返事です。「いや、ソウルの釜山オデン屋では、慶尚道方言で『辛い』という意味だと言ってたけど…」との呟きに、彼女が店員に確認すると「辛いです」との回答。
「ああ、ミリャンって密陽だったのね」「普通に『辛い』って書けば良いのに」「大体、豚スユッの注文は30分前、鶏水炊きは2時間前のご予約をって、何それ。豚の丸焼きじゃあるまいし」と、何故か知人の機嫌はジワジワと低下。 地元民との食事は、大田の老舗「シンドカルグッス」か「三代目カルグッス」にしておけば良かったか…と密かに自分の好奇心を恨んだのでした。←帰途にこの2店を覗いてみたら、ほぼ満席でした:sweat_smi . . .