２０１７年８月に、ソウルから韓牛を食べるためだけに訪問しました。

原州中央市場の一角に、韓牛焼き肉店が並ぶ路地が有り、美味しそうなにおいが漂っています。どこに入ろうか迷いましたが、昼時を外れた時間でも、先客で賑わうこの店に決めました。

まずは、韓牛盛り合わせとチマサルを注文。すると大将が肉の塊を取り出し、丁寧に切ってさらに並べています。（逆に、盛り方はやや乱暴でしたが・・）

テーブルには炭火と網がセットされ、いよいよ韓牛とのご対面。厚切りのチャドルバギやロースなど、切り立てのせいか、断面も艶々しています。
韓牛は和牛と違ってサシはありません。その分、噛めば口の中に肉の味がひろがり、美味しさが後を引く感じです。別に注文したチマサルも、やわらかさと噛み応えのバランスが絶妙で、甘みのある肉の味がしっかり残ります。

もう一品何か、とメニューをのぞき込んでいると、大将がトシサルも美味しいよ、と奨めてくれました。（メニュー表に手書きで加えてます）
さっぱりとした柔らかい食感で、こちらもペロッと完食。〆にテンジャンチゲとご飯をたのみました。濃いめの味噌はおかずと一緒にご飯に載せていただきました。ごちそうさまでした！

◆日時：2015年10月9日（金）21:15頃

◆注文：①ハヌモドゥム　25000ｗ　
　　　　②テンジャンチゲ　3000ｗ
◆感想：

①おいしい。肉は赤身が多く、噛み応えがあり、新鮮そうな色で
　味も甘みや旨みも感じられる。
　また、さっぱり、さらりとしつこくない。

　モドゥムの内容はメニューを見るとチェビチュリ（肋骨の内側の肉）、
　チマサル（バラの腹部）、チャドルパギ(トモバラ）などの部位だが、
　メモを忘れてしまい、どれがどれやらわからなくて残念。

②おいしい。スープは色といい、味といい、日本の八丁味噌に近い味。　

午前１１時過ぎに到着してしまい入店すると、まだ開店準備中でしたが
イモが快く受け入れてくれました。

ハヌモドゥムｘ２　ｗ５００００とビールｗ４０００を注文。
アロンサデ、チェビチュリ、チャドルパギ、チマサルの各部位を
その場で切り分けてくれます。
イモからは横城韓牛(ヘンソンハヌ)との事。

２人前で４００ｇ、空腹とはいえ１人ではなかなかの量ですが
完食しました。

どの部位も赤身が強く、肉の味が濃くて油っこさは全くありません。
鮮度がとてもいいので、イモからは少し焼くだけで食べなさいと。
何もつけずそのままでも美味しいし、しょう油ベースのタレ、塩、ニラネギと一緒に
食べても最高に美味しいです。
４００ｇ食べた割にはお腹もモタれませんでした。

そしてシメにイモからテンジャンチゲとご飯のサービスがあり。
写真のようにピビンパにして食べます。これも非常に美味しい。
ですが、さすがにもうお腹がはちきれそうでした。

この店は鄭銀淑さんの著書「韓国酒場紀行」に記載があり
是非、韓牛の本場である江原道で食べてみたいと思い
今回、原州まで行ってみました。
店は中央市場内の路地の中の路地でかなり迷ってしまい何度も場所を
尋ねながら到着できました。
鄭銀淑さん、かなりディープな場所に行かれてますね。

原州駅の観光案内の方からはマックッスの名店もあると聞いたので
次回は韓牛→マックッスのハシゴにチャレンジします。