大晦日の昼11時半過ぎ、清渓川の「三一橋」近くで、非常にエキゾチックな旗と看板を出したレストランに遭遇しました。近付いてみると「国内唯一、チベット人運営のチベット料理店」とのこと。
確かに、インド料理店やネパール料理店で「チベット風」メニューは時おり見ますが、「チベット料理」をトップに据えた店はソウルで初めて見る気がします。地下1階の店に入ってみました。

インド料理店とは異なる、山岳仏教な雰囲気です。ある意味「隠れ家風」「お洒落」といえるかもしれません。店の奥の小部屋には、線香や紅茶などのエスニック雑貨売場があります。

日本や韓国ではあまり見かけない風貌の美男店員くんがメニューを持ってきました。
バター入り茶や、ネパール料理店でも見かける餃子「モモ」など、興味深いメニューは多かったのですが、とりあえず、スープヌードルらしき「トゥクパ（野菜9000ウォン、チキン／ビーフ／マトン10000ウォン）」をマトンで注文。

「トゥクパ」は、辛くはないながらも、スパイスの香る不思議な料理でした。麺は手打ちではなく、既製品のようですが、韓国では食べたことがない食感です。スープも馴染みのない味で、美味しいか不味いか釈然としないのですが、もう一度食べてみたいとは思ったので、少なくとも不味くはないはずです。
なお、キュウリのピクルスと一緒に出た「大根キムチのような野菜」は、「胡麻和えのような味の何か（辛味は無い）」で、キムチとは全く異なるものでした。

私が食べ終わる頃に、会社員風の男女が数組入ってきました。よく考えると周囲はオフィス街なので、「サラリーマンの昼休み」には混む店かもしれません。

「鍾路店」もそれなりに便利な場所ですが、このPOTALA、明洞・M PLAZA近くに「明洞店」を出しています。日本でも滅多に見ない「チベット料理がメインのレストラン」、エスニック料理好きの方は一度お試しを・・・。