韓国で最も大衆的に飲まれるお酒。一般の国産焼酎は、米、麦等の穀物を発酵、蒸留したものを水で薄めた「希釈式」で作られます。まろやかで甘味が強いのが特徴で、辛くて濃い韓国料理によく合うといわれています。地域ごと独自の商品もあるので、地方旅行の際に試してみてもよいでしょう。 |
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シェアナンバーワンのチャミスルや、チョウムチョロムなどが全国的に流通。また地方では、道(行政単位)ごとに地元メーカーの商品が一般的に飲まれています。度数はいずれも20度前後、近年は15度程度の商品が登場するなど徐々に下がる傾向にあります。一方、安東(アンドン)の安東焼酎、珍道(チンド)の紅酒(ホンジュ)のような地方のプレミアム焼酎もあり。一般焼酎より価格、度数ともに高めで、深い香りと味わいが楽しめます。 |
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チャミスル(左)(20.1度)とチャミスルフレッシュ(19.5度) |
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左から 釜山のC1(20度)、全羅南道のイッセジュ(20.1度)、済州島の漢拏山(21度) |
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地方プレミアム焼酎の代表、安東焼酎(45度など) |
料理を選ばない韓国焼酎ですが、サムギョプサル(豚の三枚肉)、鍋物、海鮮類、唐辛子たっぷりの辛い料理が特に合うとされます。一般焼酎は居酒屋だけでなく食堂でもたいてい置かれており、おじさんたちがコンビニ前や屋台で一杯、というのもよくみかける光景です。また最近は焼酎をフルーツ果汁やジュースでわったカクテル焼酎が若者に人気。カジュアルな居酒屋のメニューとして定着しています。 |
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脂の強いサムギョプサルをさっぱりさせるのに、焼酎は適役 |
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メウンタンなどの辛い海鮮鍋も好相性 |
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専門居酒屋ではフルーツ果汁を使った焼酎カクテルを楽しめる |