10~30種類ものおかずが小皿に盛られてテーブルいっぱいにのった様子は、韓国語で「お膳の足が折れるほどたくさん」と表現されるほど。韓国料理店のおもてなしを感じられることでしょう。おかずがたくさん運ばれてくる様子は、韓国南西部に位置する食の都・全羅道(チョルラド)が最も有名ですが、ソウル市内や各地域にもこのような専門店があります。一度にたくさんのおかずを提供する店舗もあれば、前菜からはじまりメインメニュー、ご飯へとコース料理になっているお店もあります。 |
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同じ韓定食の中でも「九節板(クジョルパン)」や「神仙炉(シンソルロ)」などが出される優雅な「宮中韓定食」に比べ、「家庭式韓定食」はメインとなるメニュー1品のほか、たくさんの素朴なおかずで構成されているのが特徴です。韓国一人旅では食べることができず、2人以上のグループで食べられる韓国料理です。
韓国の伝統家屋・韓屋(ハノッ)で頂く韓定食が韓国旅行客の間で人気で、場所柄、韓国の伝統的な雰囲気が感じられる仁寺洞(インサドン)や三清洞(サムチョンドン)などに専門店が集まっています。  韓屋の雰囲気(例) |
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「家庭式韓定食」の魅力は何といってもバラエティに富んだおかず。種類や品数は店ごとに異なり、豪華さと数が増すほど価格も高くなる傾向にあります。プルコギや焼き魚といったメインとなる肉・魚料理をはじめ、キムチやナムル、チヂミなどの副菜が一挙にずらり。おかずはメインメニューなど一部おかわりできないものもありますが、基本的におかわり自由なのもポイントと言えます。  数え切れないほどの小皿がたくさん並ぶお店も |
石釜でご飯が運ばれてきたら、韓国のレストランでは、そのまま食べるのではなく、ヌルンジ(おこげ料理)を作って頂きましょう。 |
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石釜で炊き上がったご飯 |
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ご飯を別の取り皿に移し |
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お湯またはお茶をかけてしばらく置けば、おこげスープの完成です |