「韓定食」とは、数十種類の料理からなる韓国伝統の定食です。朝鮮時代に王様へ出す宮廷料理を現代風にアレンジした料理を「宮廷韓定食」、または「高級韓定食」と呼ばれ、一般的な韓定食とは異なり、前菜、副菜、メイン、食事、デザートと続くコース形式で提供されることが多く、全体的に上品で淡白な味わいです。価格も一般的な韓定食よりも高くなりますが、落ち着いた空間で優雅な食事を堪能できます。 |
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ランチとディナー、また料理の内容と品数によって価格が変わる「宮廷韓定食」。多くの店では2名以上から注文を受けつけており、別途サービス料がかかります。落ち着いて食事ができるよう個室が設けられている店が多いので、予約をしていくと確実でしょう。また1時間~2時間程度の時間を見ておくと、余裕をもってじっくりと味わえることでしょう。
※店舗やコースによって、内容は異なります。 |
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<前菜、副菜>
8種類の具を小麦粉の薄焼きで包む九節板(クジョルパン)、寒天とナムルの和え物・蕩平菜(タンピョンチェ)、野菜や海鮮の冷たい和え物・冷菜(ネンチェ)など、野菜中心のメニューが提供されます。そのほか副菜にはチヂミやチャプチェ、天ぷらなどが上品に盛りつけられてテーブルに上がったりします。 九節板(例) |
<メイン>
メインとなるのは海の幸・山の幸を使用した料理。アワビやエビ、カルビなどの高級食材1品~数品が、焼き物や蒸し物として運ばれてきます。また、多彩な食材を盛りつけた、目にも鮮やかな宮廷式鍋・神仙炉(シンソルロ)は、特に人気の高い一品です。 |
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メインの一品・カルビ(例) |
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神仙炉(例) |
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<食事・デザート>
終盤には食事メニューとして、汁物とご飯がキムチやナムルなどのおかずと登場。お腹をちょうどよく満たしてくれます。店によっては冷麺やビビンバなどから選択も可能。最後に菓子や果物、伝統茶がデザートとして出され、コースが締めくくられます。 お食事(例) |