「ユッケジャン」とは、細く割いた牛肉とネギ、わらび、もやしなどの野菜をピリ辛に煮たスープを指します。唐辛子入りの真っ赤なスープが特徴で、牛肉からとった出汁が効いたコクのある味わい。ユッケジャン専門店は珍しく、焼肉屋などの牛肉を扱う食堂や、チゲメニューのある韓国料理食堂などで主に食べられます。 |
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食欲をそそる辛さとたっぷりの具が人気の「ユッケジャン」。具材は牛肉や長ネギ、ワラビなどシンプルな構成ですが、旨味の秘密は長時間煮込んだスープにあります。なお、1年で最も暑いとされる「伏日(ポンナル)」の健康食のひとつにも挙げられるメニューです。 |
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牛肉 |
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ネギ |
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<ユッケジャンの食べ方>
一緒に出されるご飯は、スプーンですくってスープにつけながら食べても良し。スープの中にご飯を丸ごと入れて「ユッケジャンクッパ」にして食べても良し。食べ方は自由です。 |
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・ユッケジャンカルグクス
ユッケジャンの中にカルグクス(韓国手打ち麺)を入れたメニューが「ユッケジャンカルグクス」です。日本では「ユッケジャンうどん」とも呼ばれますが、ピリ辛いスープが麺によく絡まり、美味しいと評判です。カルグクスの変わりにインスタントラーメンを入れると「ユッケジャンラーメン」となります。 |
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・タロクッパ
韓国中南部の都市・大邱(テグ)のローカルフードである「タロクッパ」もユッケジャンの一種とされており、こちらには牛の血の塊(ソンジ)などが入っています。 |
・タッケジャン
「ユッケジャン」は牛肉を使用したメニューですが、牛肉(ユッ)の代わりに、鶏肉(タッ)を使ったメニューが「タッケジャン」です。スープは同じくピリ辛ですが、弾力あるさっぱりとした鶏肉の食感が良く合います。 |