「トックッ」とは、韓国語で「トッ」は韓国餅、「クッ」はスープ料理を指すように、うるち米を使ったお餅と野菜を煮たスープ料理。日本ではトックスープなどとも呼ばれます。韓国ではお正月に食べる風習があり、韓国版のお雑煮といえるメニューです。白は「純粋」や「始まり」を象徴するといわれ、新年にあたるソルラル(旧正月)では真っ白な餅の入った「トックッ」が各家庭で食べられます。 |
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以前は、スープの中にお餅以外は何も入れなかったと伝えられていますが、現在は野菜や卵といった様々な材料が使われ、家庭ではもちろん、一般的な韓国料理店でも食べられる人気メニューです。
スープの中に入るお餅の種類はいくつかあり、長寿の願いをこめて、一般的に「カレトッ」という細長い餅が薄く切られて使われることが多く、雪だるまのような形の餅「ジョレンイトッ」の「トックッ」も見られます。 |
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カレトッ |
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ジョレンイトッ |
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<食べ方>
スープ料理なので、スプーンでお餅とスープを一緒に味わいます。スープは牛肉などからとられ、辛味のない優しい味。味付けされているので、塩やコショウなどで調整するすることなく、そのまま味わえます。付け合せのキムチなどのおかずと一緒に食べても美味しいでしょう。お餅を食べ続けることで見た目以上に満腹感を得られる一品です。
よりたくさん食べたい場合は、ボリュームたっぷりの蒸し餃子(マンドゥ)が入った「トッ・マンドゥクッ」も、季節を問わない人気メニューです。 |