「プデチゲ」とは、「部隊(プデ)・鍋(チゲ)」という意味で、朝鮮戦争以降、米軍から流れてきたスパムやソーセージをキムチチゲに入れたのが始まりで、軍部隊の多かったソウル近郊の議政府(ウィジョンブ)市が発祥と伝えられています。キムチ、野菜、チーズ、餅など好きなものを入れて食べるのが現在のスタイルで、どこかジャンクな味とボリューム感で、若い世代中心に人気。グループでの食事の定番です。 |
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<煮込み方>
加工肉とラーメン、キムチ入りの赤いスープがトレードマークです。ほかにも様々な材料が鍋に盛られて登場し、注文時に「サリ」という追加トッピングを入れることも可能で、ラーメンは別途注文になっているお店が多いので、ラーメン(韓国語でラーミョンサリ)も忘れずに注文しましょう。 1.様々な具材が入った鍋が運ばれてくる。 |
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2.スタッフが白いスープ(スユッ)を鍋に入れ、火をかけます。 |
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3.ある程度、煮込んできたら、ラーメンを投入。 |
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4.ラーメンが煮えてきたら、食べごろです。 |
<食べ方>
煮込み終わったら鍋は弱火にした後、スープや具材を取り皿にうつして、ご飯と一緒に食べてみましょう。ピリ辛でご飯がどんどん進む味です。スープ(ユッス)が煮詰まってきたら途中で追加できるので、店のスタッフに気軽に頼みましょう。 |
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小皿に移し |
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ご飯と一緒に食べます |
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<プデチゲが食べられるお店>
一般的にテーブルに大きなコンロが設置された「プデチゲ」専門店で食べられます。韓国で最も有名な「プデチゲ」チェーン店は赤い看板に、ノルブ(大きな帽子と髭をたくわえた男性)の顔でお馴染みの「ノルブプデチゲ」です。
ソウル市郊外の議政府(ウィジョンブ)市や平沢(ピョンテク)市など駐屯部隊が多い地域には、プデチゲ専門店が集まるグルメ通りなどがあり、ローカルならではの味わいが人気です。また、基本的に2人以上でないと食べられない「プデチゲ」を一人でも食べられるように工夫したお店も出始めました。 |
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中段の赤い看板が「ノルブプデチゲ」 |
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議政府にはプデチゲ通りがある |
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<お土産にも出来るプデチゲ・インスタント麺>
各社から様々なインスタント麺が販売されていますが、どれも「プデチゲ」特有の濃厚な風味がよく出ていると評判です。プデチゲ好きには、韓国旅行のお土産に購入するのも良いでしょう。デパ地下やスーパーマーケット、大型マートのインスタント食品コーナーで買うことができます。 インスタントのプデチゲ麺(商品例) |