「タッカンマリ」とは「タッ=鶏」「ハンマリ=一羽」という韓国語で、直訳すると「鶏一羽」となります。文字通り、鶏一羽を丸ごと煮込んだ、素朴ながらもダイナミックな韓国鍋料理で、夏は暑さばて防止の滋養食、冬はあったか鍋として愛されています。美肌のもととなるコラーゲンやビタミンが豊富な鶏を丸ごと食べられることから、女性にも大人気!旅行雑誌や口コミでその美味しさが評判を呼び、韓国旅行の必食グルメとなりました。人気エリアの東大門(トンデムン)には、専門店が立ち並ぶ「東大門タッカンマリ通り」があり、連日どのお店も大盛況です。 |
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<気に入った具材があればトッピングメニューを追加>
鶏肉に加え、ネギ・じゃがいも・トッ(餅)などの基本的な具材が入ったセットメニューになっているお店が一般的です。最初に出される具材は店舗によってやや異なりますが好みの具材があれば、初回注文時にあわせてトッピングメニューを注文しておきましょう。「タッカンマリ」は鶏肉の品質とスープが決め手になるため、韓国産の新鮮な鶏肉を使用したり、店によってそれぞれ工夫が凝らされています。 |
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ホクホクのジャガイモ |
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韓国のお餅(トッ)も柔らかくて美味しい |
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<調理はスタッフにお任せ>
注文すると入った鍋がセッティングされ、約10~15分煮込みます。鶏肉にハサミを入れるなどの調理はすべてスタッフが行います。ある程度煮込んできたら、餅や野菜は食べてよいよ、と言ってくれるスタッフもいますが、鶏肉はスタッフがOKと言ってくれるまで食べるのを待ちましょう。 |
<特製タレの作り方>
待っている間に卓上の唐辛子・にんにく・醤油・酢・からしを混ぜあわせ、タテギと呼ばれる特製薬味タレを準備します。辛すぎて食べられないことの無いよう、はじめは辛さを抑えて作りましょう。 |
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卓上にあるタレ、薬味、からし(例) |
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一般的にタレ、薬味、からしを3:1:1の比率にするとちょうど良いと言われています |
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よくかき混ぜ、ニラなどの野菜を入れたら完成 |
<タッカンマリの食べ方>
ちょうどよく煮えた鶏肉は淡白なので、ピリッとしたタレにつけながら頂きます。一緒に出されるキムチと一緒に食べるのも良いでしょう。 |
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<シメには麺や焼き飯・粥>
具を大方食べたらスタッフに声をかけ、カルグクス(手打ち麺)や、ポックムパッ(炒めご飯)またはお粥を追加注文し、シメまでお腹いっぱい頂きましょう。これらの追加注文は人数分を注文せずとも、1人前から注文ができます。 |
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タッカンマリのスープで煮込むカルグクス |
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お粥(おじや)も美味しい |
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<その他のタッカンマリ人気メニュー>
大きな鍋で運ばれてくるので、2人以上のグループで食べるが基本の「タッカンマリ」ですが、中にはおひとりさまでも食べられる半分サイズ「パンマリ」を出す店舗や、高麗人参などをたくさん入れ、韓方(ハンバン)の香りが漂う韓方タッカンマリなどを提供する店舗もあります。また、鶏肉を扱うことから参鶏湯(サムゲタン)やタットリタン(鶏炒め煮)も食べられるお店も多くあります。 |