今、ソウルは危ない? 安全?注意ポイントをチェック!
韓国は治安の安定した国で、女性どうしの旅行や 一人旅も大きな心配はありません。
しかし、そうは言っても韓国も海外。まったく安全な訳ではありません。情報収集を行って、注意するべきポイントをよく理解することが大切です。
トラブルに巻き込まれることなく、楽しい韓国旅行にするために事前に知っておくべきことを見ていきましょう。
韓国の社会は安定しているが、犯罪発生件数は日本より多い
韓国は北朝鮮との関係から、 未だ休戦状態にありますが、韓国国内の政情、社会は安定しています。近年の犯罪発生件数を見ても大きな変化はなく、治安は比較的安定していると言えるでしょう。
しかし、犯罪発生件数は日本のおよそ2倍多く、防犯の意識を持つことが大切です。
グラフ:日韓の犯罪発生件数の推移(単位:件)
日本:警察庁警察白書
韓国:警察庁警察庁犯罪統計
一方で、世界的な観光地であるローマやパリも治安が決してよいとは言えません。
このことから人が 大勢集まる場所には危険がつきものと心得、韓国でも時間帯や場所、行動を間違えなければ、大きなリスクは避けられます。
韓国では渡航を制限されるような事態は発生していませんが、世界の情勢とともに各国の治安は日々変化しています。 海外に渡航する際は、外務省の海外安全ホームページを必ずチェックすることをおすすめします。
・ 外務省「海外安全ホームページ」(外部リンク)
ソウルでの深夜の一人歩きや路地裏、地下連絡道は危険
日本と同様、韓国でも深夜の一人歩きは女性はもちろん、男性も危険です。
昼と夜では人通りに大きな違いが出る地域や街灯が少ない通りもあります。夜、人気の少ない路地裏は大変危険です。
また、 ソウルには ショッピングセンターも兼ねた地下連絡道が数多くありますが、遅い時間には人通りも少なく、防犯カメラの目が届かない場合もあります。夜遅い外出は控えましょう。
昼間はにぎやかな地下道(写真)も夜はシャッターが閉まり、閑散とした雰囲気に様変わり
2018年、 ソウルの地下鉄で発生した犯罪行為3,082件のうち、58.8%(1,811件)が性的な犯罪行為でした。そのうち、60.4%(1,094件)がわいせつ行為で、39.6%(717件)がスマートフォンなどによる身体の 盗撮という結果です。
利用者数の多い、2号線、9号線、1号線の順に発生件数が多く、発生場所は混雑するプラットフォームや車内、 人が少なく目の届きにくいプラットホームや離れた場所に位置する トイレなどが報告されています。
地下鉄を利用する際には、通勤時間帯を避ける、夜遅い時間は絶対に一人で地下鉄駅のトイレに行かない、などの対策が必要となるでしょう。
夜のプラットフォームは閑散としている
夜の地下鉄駅のトイレは一人で行かない
韓国国内の問題、例えば労働争議や政権への抗議などを目的とした デモは、主に ソウル市庁(シチョン)から 光化門(クァンファムン)広場一帯で行われることが多いです。
デモは事前に警察に届け出るので、当日は警官隊が見守る中、執り行われ、混乱や衝突はめったにありません。しかし、参加者には重要かつ深刻な内容のため、もし、デモに遭遇しても面白半分に近づいたり、ふざけたりするのは止めましょう。
ニュースで取り上げられるような日韓問題が発生した場合、デモは主に日本大使館周辺で行われ、 日本大使館のHPで注意喚起が行われます。日本大使館周辺には近づかないようにしましょう。
また、こうした政治的な摩擦が発生した場合に、万が一、韓国旅行が重なってしまっても、とりたてて心配する必要はないでしょう。韓国の人々は冷静で、日本人旅行者に危害を加えたり、不快な態度を取ったりすることはほとんどありません。
大勢の人がいる場で、大きな声で日本語で政治的な話をしたり、韓国批判をすることは、マナーとして避けたいものです。
韓国人旅行者に人気の都市は大阪
訪日外国人は2018年に年間3,000万人を突破。外国人観光客が日本に大きな経済効果をもたらしていることはニュースなどで伝えられているとおりです。
国別でみると1位が中国(838万人)、2位が韓国(753.9万人)となっています。韓国を訪れる日本人が2018年には年間290万人だったので、その差は約2.5倍です。
このことから、多くの韓国人が日本を訪れており、日本に直接触れた経験を持っていることがわかります。「日本に行ったら絶対買いたいお土産」「日本で食べたいグルメ」などのブログも数多く見られ、大手旅行会社の調査でも人気の旅行地として常に東京、大阪、福岡など、日本の各都市がランクインしています。
・ 韓国人の海外旅行に関するニュース
村上春樹著「騎士団長殺し」の韓国語版
このように、日本を知り、親しみを覚える人が多く、身近な外国文化のひとつとして、社会的にも受け入れられていることは間違いありません。
旅行者には非常に親切に接してくれるため、羽目をはずした行動をしない限り大きく心配する必要はないでしょう。しかし、 かつて日本の侵略を受け植民地にされたことから、日本政府および国家に対する批判精神は強いと言えます。
立場の異なる歴史を抱えていることを心に留めておくのがよいでしょう。
冊子も発行されている
在大韓民国日本国大使館では、毎年、安全の手引きを発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。
韓国在住日本人が、事件や事故に巻き込まれないために留意すべき事項の他、緊急事態への備えと緊急時の対処方法が記載されています。
在住者を対象としていますが、旅行者にも役立つ情報が多く、韓国の今の状況を客観的に把握するのに役立ちます。
・ 在大韓民国日本大使館「安全マニュアル」(外部リンク)
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一緒におさえよう!韓国旅行基本情報
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掲載日:22.06.29 (更新履歴)
・記事全体を見直しました(20200116) |
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