ブックレビュー「アンニョン、酒飲みたち」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) タイトルの通り「酒」にまつわる話の短編が7編収められています。ただし、グルメ小説的な内容ではなく、その登場人物の中での「酒」との関わりが、ある時は深く、ある時は近く遠くから、描かれています。
韓国語でただ「アンニョン」というと... |
20.09.08
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ブックレビュー「2020 第11回若い作家賞受賞作品集」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 短編が好きです。
韓国語で読む場合は短い方が圧倒的に読みやすいということもありますが、ある一瞬の出来事や短い時間軸の中で起きたことが綴られていることの多い短編は、核心部分に触れるとお話が終わってしまいます。
なので、余白が結構あって、読... |
20.06.30
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ブックレビュー「天女銭湯」「オムライス ジェムジェム」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 落ち着かないニュースに日々、心がささくれてしまうような昨今ですので、気持ちが穏やかになってほっこりさせてくれる2冊をご紹介します。
まずは「天女銭湯」。ペク・ヒナの作品は日本でも数多く翻訳出版されていますので、ご存知の方もいら... |
20.04.21
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ブックレビュー「惜別」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 今年の韓国は日本同様、暖冬でした。
ソウルには積雪もなく、道が凍結することもほとんどなく、もちろん漢江(ハンガン)が凍ることもありませんでした。
寒波でマイナス10度が続いた後には、マイナス5度でも大気の緊張が解けたようで、... |
20.02.04
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ブックレビュー「仕事の喜びと哀しみ」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 表題作「仕事の喜びと哀しみ」他、7編が収められている、 チャン・リュジンの初作品。
1986年生まれの著者の世代が主人公で、登場人物のほとんどが会社員です。
主人公として設定されている人物は、平凡なスペックで、なんとか勤めてはいるものの... |
19.12.17
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ブックレビュー「空地にて」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 以前、ご紹介した「南漢山城(ナマンサンソン)」の著者で、李舜臣(イ・スンシン)
が主人公の「刀の詩(칼의 노래,日本語題「孤将」)が大ベストセラーとなり、代表作となったキム・フン。
ドラマや映画の原作になっている作品が有名なので、朝... |
19.10.29
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ブックレビュー「娘について」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 自分の感情や環境によって、受け止め方が変わるので、
同じ小説を読んでも昔と今では、心に残る部分が全然違うというのはよくあるお話です。
さて、この「娘について」。
いつ読むのかによって、どう心に響くかは人により様々であろうこ... |
19.09.10
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ブックレビュー「ジュリアナ東京」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 2019年、偶然、目にした小説「ジュリアナ東京」。
平成バブルとバブル崩壊に呼応するように現れて消えていった「ジュリアナ東京」がなぜに韓国の小説に??
内容もよく見ずにタイトルだけに惹かれて読み始めた「ジュリアナ東京」でしたが、胸をギュ... |
19.04.16
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ブックレビュー「82年生まれ、キム・ジヨン」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 2016年の発刊以来、韓国で100万部を超えるベストセラーとなった「82年生まれ、キム・ジヨン」。
ついに日本でも翻訳版が発売されました!
翻訳文学としては異例の7万部に迫る売れ行きとのこと。
今年に入って、著者のチョ・ナ... |
19.02.26
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ブックレビュー「言葉の温度」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 最近、人と話す時には、できるだけ、ゆっくり話すようにしています。
勢いに乗って暴走したり、調子に乗って失言したり、
はたまた言い争いになってしまうのを避けるためです。
こう書くと随分攻撃的な人間だと誤解を受けそうですが、
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18.11.20
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ブックレビュー「普通の存在」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 先月の秋夕(チュソク)の折、実家に帰ったという友人が
「母がキムチを作ってくれたんだけど、味気なくて…」
と寂しそうに話してくれました。
「キムチはオンマの作ったのが最高!だったのよ。
歳を取ると味覚も変わるし、料理の勘... |
18.10.09
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ブックレビュー「老舗の商法」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) ビールの美味しい季節です。
「韓国のビールは味が薄~い」なんて声もありますが、それはそれで美味しいです。
軽い飲み口と爽やかなのど越しで、スイスイと頂けます。
一方、韓国は韓国は今、空前のクラフトビールブームです。
ちょ... |
18.07.17
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ブックレビュー「私の文化遺産探訪記~ソウル編」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 旅の文学には空間移動と時間移動の2つの軸があると思います。
空間移動を軸に描かれたものは、読み手も実際に旅をしているような感覚を味わえる魅力があり、
読み終えた後に、実際にその地を訪れたいという気分にさせられることも少なくあ... |
18.06.05
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ブックレビュー「くるくる巻き、キムパッ」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) この冬は本当に寒く、体感気温マイナス20度の極寒日も数日あり、水道凍結になった家庭も多く、 洗濯機が使えなくてコインランドリーに行列、などと通常の冬とは違っていました。
ソウルがシベリアのような寒さ、ということで「ソベリア」なんて言葉... |
18.03.06
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ブックレビュー「少年が来る」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 起きた事実は、どれくらいの時間が経てば過去になって、どれくらいの時間が流れれば歴史になるのでしょうか。
平昌(ピョンチャン)オリンピックを目前にオリンピックネタで韓国の若者と会話していると、ソウルオリンピックを知らない世代が続々。「教... |
18.01.16
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ブックレビュー「完全なるおひとりさま」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 韓国では「食事は一人でしない」「お酒は一人で飲まない」というのが長らく常識でした。
食事やお酒は友だちや同僚、家族とわかちあうもので、一人で飲み食いするなんて寂しいことはしてはいけないし、させてもいけないのです。
職場で一人... |
17.11.27
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ブックレビュー「殺人者の記憶法」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) どこに焦点をあてるかによって、物の見方というのはまったく違ったものになると思います。
同じものを見ても、心に残る場面は見る人の背景や心情によって異なることでしょう。
例えば、視聴率50%超のお化けドラマ「製パン王キム・タック... |
17.10.10
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ブックレビュー「言葉の品格」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 「口は災いの元」と言うように、おしゃべりが過ぎて、ついウッカリで済まされない事態を招くこともありますが、反対に「言葉足らず」で誤解を生むこともあります。
言葉は表現以上に、その場面や状況にあわせた言葉の「選択」をすることが... |
17.08.22
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ブックレビュー「韓国社会の理解」
- 編集部日記
ソラミミの韓国文学の読書室(連載終了) 現在、韓国に居住する外国人は200万人を越え、人口の4%を占めるほどになっています。
韓国に居住する外国人のうち、一時的な滞在(転勤による駐在など)ではなく、生活基盤を韓国に置く人々を移民と呼びますが、1990年代には農村に嫁... |
17.07.04
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