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崇礼門(南大門)※工事中

スンネムン(숭례문)
エリア : 南大門・ソウル駅 店ジャンル : 寺・史跡 観覧時間の目安 : 0.5 時間
2008年2月10日、火災に見舞われ崩壊してしまった国宝第一号の崇礼門(スンネムン)。韓国人のみならず多くの観光客に親しまれてきた名所であっただけに、国内外に大きな衝撃をもたらしました。崇礼門がソウル市民とともに歩んできた、600年以上の歴史を振り返ってみましょう。
「崇礼門」は、1398年に城郭の正門として建立されました。花崗岩(かこうがん)で造られた土台の上に木造の二重楼閣が建てられており、ソウルにある木造建築の中では韓国最古のものでした。
「南大門(ナンデムン)」という通称で親しまれていましたが、これは城郭に造られた8つの門のうちの一番南側にあったため、南大門と呼ばれるようになったのです。

近代までの崇礼門
崇礼門は、1398年にソウルの都城を取り囲んでいた城郭の正門として建立され、朝鮮の首都、漢陽(ハニャン、現在のソウル)に入るための門の役割を果たしてきました。当初、門のまわりは民家が密集していましたが、1907年、日本により城郭が壊され、道路が建設されました。朝鮮戦争(1950−53)により破損はありましたが、1961年から63年までに復元工事がなされ、62年に国宝第1号に指定されます。そして復元後、火災までその姿を維持することになります。
数年前まで車道の中央に孤島のように建っていた姿も、また印象的でした。

縦に描かれた「崇礼門」の文字
城門の扁額(へんがく、門に掲げられた額)は普通、横書きなのに対し、崇礼門は縦書きになっています。これは当時、崇礼門から見える冠岳山の姿が炎の形に似ているため「門から火の気が入ってくる」と恐れられていましたが、風水学により文字を縦に長く書いて城門の下をふさげば良いとされたからです。そして、その言葉通り南大門の周辺は大きく栄え、現在の南大門市場へと発展したのですが、2008年、誰も予想しなかった惨事に見舞われてしまいます。扁額は、2008年の火災で一部破損してしまいました。

崇礼門広場
1907年以降、車道の中央に孤島のように建っていた崇礼門でしたが、2004年より、広場の造成工事が始まりました。コネストも工事中から何度も南大門へ足を運び、完成を心待ちにしていました。
そして2005年5月、ついに崇礼門広場が開場され、崇礼門はぐんと身近な存在になりました。周辺に横断歩道が5ヶ所作られ、南大門市場から歩いてのアクセスが容易になりました。観光客だけでなく、昼休みに息抜きにくるビジネスマン、のんびり散歩している家族連れなどの姿も見かけるようになり、市民たちの憩いの場として定着していきます。

中央通路の開放
1907年に城郭が取り壊された以降、99年間立ち入りを禁止されていた中央通路が、2006年に一般開放されました。毎日中央通路であるホンイェ門(虹の形の門)を通ることができるようになり、多くの観光客や市民が訪れました。
また、補修を行った時に発見された、世宗大王の時代の礎石も公開されました。2階の門樓は文化財保護のため開放されませんでした。

朝鮮時代の把守儀式再現
広場では、朝鮮時代の城郭の警備の軍礼儀式「把守儀式」の再現され、好評を得ていました。火曜日を除く毎日、30分ごとに警備員が交替し、10時と16時には巡邏行列が行われていました。
その他、広場はさまざまなイベント会場にもなりました。2006年にはハイソウルフェスティバルの開幕行事が行われています。

2008年2月10日、火災で全焼
2008年2月10日。それは旧正月の連休の最終日でした。20時40分ごろ火災が発生し、通報を受けて消防車と消防署員が出動しました。一時鎮火したように見えましたが、初期鎮圧に失敗、24時をまわると激しく炎上し、24時40分、2階と屋根が崩壊しました。放火によりわずか5時間。国宝が無残に黒い炭の塊となっていくいくさまを、韓国国民たちは目前で、または生放送で、見続けるしかありませんでした。
「大韓民国の自尊心が崩れた」「胸が痛い」「あり得ない」―火災現場では、涙を流す市民の姿もあります。防犯・安全対策の至らなさ、不手際な消火作業ぶりが、警察や消防署、文化財庁への批判を招きました。70歳の男性が容疑者として逮捕されましたが、人々の心の衝撃は修復が難しいでしょう。
当事、崇礼門では、毎日のように追慕行事が行われ、市民たちの足が絶えませんでした。崇礼門への手紙と花を添える子供の姿もありました。昔のような国宝第一号としての美しい姿を、1日も早く見られることを願うばかりです。

復元現場観覧プログラム開始

2008年5月まで行われた収拾作業を経て、2008年6月から2009年までは発掘調査、復旧設計、考証調査が行われ、2010年から2012年の3年間は復元工事がなされます。期間は5年間、費用は250億ウォン予定されており、原形通りの復元を目指しています。今回破壊した復旧作業だけでなく、日本植民地時代に撤去された城郭を門の両側に一部再現し、1.6cm高くなっている周りの地盤を元の高さに戻す作業なども行われます。今後の事故を予防し、熱、煙感知装置、消火用防災システムなども設置されます。

2009年8月15日から復旧完了する2012年までの毎週土・日曜に、崇礼門の一般公開プログラムが行われています。案内員による崇礼門の歴史や復元過程などの説明を聞きながら、復旧現場を見学できるようになっています。ただし、案内は韓国語のみ(外国語案内準備中)で、各回30名(インターネット受付25名、当日現地受付5名)と人数制限があるため事前にインターネット(韓国語、英語準備中)で申し込みをされることをおすすめします。
案内日時:毎週土・日曜、1日6回、各45分
土曜:11:00、11:30、13:00、13:30、14:00、14:30
日曜:13:00、13:30、14:00、14:30、15:00、15:30
観覧人数:各回30名(インターネット受付25名、当日現地受付5名)
観覧料:無料
※インターネット予約時は、外国人登録番号、もしくは在外国民登録番号が必要です。

データファイル
・ タイトル:崇礼門
・ 住所(日本語):ソウル市 中区(チュング)南大門路4街(ナンデムンロサガ) 29
・ 住所(韓国語):서울시 중구 남대문로 4가 29
・ 交通:地下鉄4号線会賢(フェヒョン、Hoehyeon)駅5番出口 徒歩5分

南大門エリアガイド
興仁之門(東大門)
南大門・ソウル駅   l  
最終更新日:08.02.13
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