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安東河回村

アンドンファフェマウル(안동하회마을)
エリア : その他地方 店ジャンル : 寺・史跡 観覧時間の目安 : 2.0 時間
ソウルから車で約3時間半の慶尚北道(キョンサンプット)安東(アンドン)市は200を超える多様な文化財を保持し、歴史と文化の街として知られています。その安東の代表と言って過言でないのが、河回村(ファフェマウル)です。安東市の中心部から車で40分ほどのところにある河回村は瓦葺きや藁葺きの韓屋(ハノッ)が良好な状態で保たれているだけでなく、現在も両班(ヤンバン、昔の貴族階級)の子孫が先祖から受け継いだ家屋を守り暮らしています。村全体が数百年の時を越え現代に息づいていながら、時が止まったかのように美しい村は多くの人々を魅了しています。

洛東江に抱かれた歴史と伝統の村
河回村は豊山・柳氏が600年あまり代々暮らしてきた同姓村です。儒学者柳雲龍と文禄の役の際の領議政(現在の首相に相当)であった柳成龍兄弟を輩出したことでも知られています。日本では韓流スター、リュ・シウォンの実家があることで有名です。村の名前は洛東江(ナットンガン)がS字を描くように村を囲みながら流れていることから「河回村」と名付けられたそうです。その様子は村から車で15分ほどの芙蓉臺(プヨンデ)から眺めてみるとよくわかります。
洛東江 芙蓉臺 日本の観光客で賑わう
リュ・シウォンの実家前
河回村の建物は樹齢600年の御神木であるケヤキを中心に洛東江に向かって建てられており、瓦葺きの家の周囲を藁葺きの家が取り囲んでいるのが特徴です。127の家屋のうち12家屋が重要民俗文化資料に指定されています。この他にも「河回別神グッ仮面劇」という伝統芸能や「ソニュチュルプルノリ(韓国伝統花火)」という伝統行事が受け継がれており、多くの文化遺産が残されている村です。

河回村の見どころ
●建築物
村全体の景観が保存されているので、村内を歩くだけでも、建築や歴史の知識とは関係なく、韓屋の雰囲気を楽しむことができます。各建築物の前には日本語表示がある案内板があり、建築年代や様式について知ることができます。
養真堂(立巌古宅)。柳雲龍の住居。河回村で最も古い家屋 忠孝堂。柳成龍の住居。養真堂と並び宝物に指定されている 河東古宅。両班の住宅だが、正門は藁葺きであるのが特徴
賓淵精舎。精舎とは書斎のこと。毎週土曜日(4~10月)茶会が開催される 遠志精舎。柳成龍が
隠居生活を送ったところ
柳時柱家屋。写真右に見える壁は
男女の空間を区分
南村宅。火災によって消失し、
一部しか残っていない
北村宅。ペ・ヨンジュンが
宿泊したことで話題に
澹然齊。リュ・シウォンの実家
風水学的な目的で植えたとされる松林 遠志精舎の横にも立派な松がある
●芸能
韓国を代表するお祭りとも言える「安東国際タルチュムフェスティバル」が毎年開催されています。タルチュムとは庶民の芸能のひとつで仮面劇のこと。内容は社会風刺や生活上のエピソードなどさまざまで、映画「王の男」の題材になったことでも知られています。中でも河回村に伝わる「河回別神グッ仮面劇」は重要無形文化財第69号に指定されており、3月~12月は週末ごとに公演が開催されます。公演場所は有料シャトルバスの下車地、総合案内所のすぐ目の前です。
<河回別神グッ仮面劇 常設公演>
公演曜日 公演時間
3~4月 毎週日曜日

15:00~16:00

5~12月 毎週土曜日、日曜日
1~2月
※観覧料は無料(河回村の入場料は必要)

河回村内のサービス
●有料シャトルバス
保存の観点から2008年より許可車両以外は村内への乗り入れが禁止となり、駐車場から村の入口まで有料シャトルバスが運行されています。ツアーであれ、個人であれ、すべての訪問者はこのシャトルバスを利用するか、徒歩でのアクセスとなります。時刻表は特になく、人が集まれば出発ですが2台で運行されており、5分とかからない距離なので特に待ち時間を気にする必要はありません。料金は片道大人500ウォン、中高生400ウォン、小学生250ウォンです。徒歩の場合は10~15分かかります。
村への入場料はバスに乗る前に購入 有料シャトルバス
●無料観光・通訳サービス
有料シャトルバスを降りて目の前にある総合案内所では、日本語の無料観光・通訳サービスを行っています。予約優先となるので、確実にサービスを受けたい場合は事前に連絡をしましょう。ベビーカーや車椅子の貸出もこちらで。車椅子対応トイレは総合案内所の近くにあります。

河回村そぞろ歩き
村の中に少し目を向けてみると、歴史や人々の思いが含まれたものを見ることができます。例えばあちこちに植えられている鶏頭。これは鶏冠花とも言われ、冠が官に通じることから出世を意味するとし、両班の家では好んで植えられたとか。また、澹然齊の正門脇にある郵便ポストのような小さな口は貧しい人が食料に困った時に自由に取り出せるよう穀物を入れておくための箱。但し、一度にたくさん取り出せないよう入口は小さくしてあります。また河東古宅の本棟は瓦葺きで、正門を藁葺きにしてあるのは、常に努力することを忘れないためだとか。などなど例をあげればきりがないほどです。
鶏頭が咲く小道 澹然齊門脇の穴の意味は? 河東古宅の藁葺きの正門
春夏秋冬折々の美しさを見せてくれる河回村。どこか懐かしい風景はただ散策するだけでも心が穏やかになるようです。活気溢れるソウルも韓国なら、緑の風が吹き渡る河回村も韓国。もっと韓国を知りたい方に、ぜひ一度は訪れていただきたい場所です。

河回村近隣のみどころ
●河回洞仮面博物館 ※2010年3月末まで工事のため閉館中
「河回別神グッ仮面劇」は村の守り神に村の豊穣を祈願するため、古来より祭祀の一部として行われています。その仮面劇で使用される仮面の紹介や韓国や世界各国の仮面が展示されています。お土産販売もあります。
住所:安東市 豊川面 河回里287 電話:054-853-2288
観覧時間:9:30~18:00 入場料:大人(19~65歳)2,000ウォン、子ども(7~18歳)1,000ウォン
休日:旧正月、秋夕 アクセス:河回村駐車場横
●安東韓紙体験館
安東の特産品である韓紙(ハンジ)の制作過程の見学や体験ができる施設です。工場見学は無料、韓紙工芸の体験には韓紙体験(30分) 2,000ウォン、拓本(2分) 2,000ウォン、五色韓紙工芸(30~40分) 3,000ウォンなどがあります。見学や体験に際しては団体の場合は予約が必須です。お土産販売もあります。
住所:安東市 豊山邑 ソサン里36-1 電話:054-858-7007
観覧時間:9:000~18:00 休日:日曜日(工場)、旧正月、秋夕 アクセス:河回村から車で10分
●豊山韓牛プルコギタウン(プンサンチャント)
安東は韓牛(ハヌ)の産地で知られており、その韓牛を扱う精肉店、焼肉店が軒を並べているのが、安東韓牛プルコギタウンです。河回村内には飲食できるところがなく、市内まで距離があるので、河回村で宿泊する場合や近辺で食事をしたい場合は立ち寄ってみてください。プルコギがもっとも手頃で1人分10,000ウォンから。気軽な店構えに反して、高級肉韓牛だけに価格は高めです。各店舗とも日本語は通じません。
住所:安東市 豊山邑 下里周辺 アクセス:河回村から車で10分

◆アクセス
■安東市内からバス利用の場合
<市内バス時刻表>
安東市内→河回村 河回村→安東市内
06:20 07:15
08:40 09:50
10:30(屏山書院行) 11:50
11:25 12:50
14:05 15:00
14:40(屏山書院行) 16:10
16:00 17:00
18:10 19:00
※所要時間50分
※一般バス1,100ウォン、座席バス1,650ウォン
※安東市外バスターミナル向かい側から乗車

■安東市内からタクシー利用の場合
25,000ウォン~30,000ウォン(40分)

データファイル
・タイトル:安東河回村
・住所(日本語):慶尚北道(キョンサンプット) 安東(アンドン)市 豊川面(プンチョンミョン) 河回里(ファフェリ)749-1
・住所(韓国語):경상북도 안동시 풍천면 하회리749-1
・電話番号:054-852-3588(河回村観光案内所)、054-840-6974(観光解説・通訳案内)
・観覧時間:夏季9:00~19:00 冬季9:00~18:00
・料金:大人(25~64歳)2,000ウォン、学生(13~24歳)1,000ウォン、子ども(7~12歳)700ウォン
・休日:年中無休
・日本語:
・日本語表示:あり
・日本語無料ガイド:あり(予約原則不要、ガイド不在時は利用不可)
・ホームページ:http://www.hahoe.or.kr
・交通:上記参照
・バリアフリー施設:ベビーカー、車椅子の貸出(無料)、車椅子対応トイレ

安東(アンドン)1日ツアーレポート
安東(アンドン)1日ツアー
安東・慶州・釜山 三都市2泊3日ツアー [ソウル発]
安東国際タルチュムフェスティバル ガイド
第32回〜緒方恵子さん(安東市庁)
その他地方   l  
最終更新日:09.10.31
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