2016/12/27 9時半ごろ、「済州島の三大山」のひとつである山房山の山房窟寺を訪れました。
巨大な岩の壁は遠くからでも目立ちますが、近くで見ると思わず絶句してしまうような迫力です。
山の南側には広い駐車場とバス停があり、中文リゾートからもそれほど離れていないので、立ち寄りやすいと思います。
麓にある山房寺の脇から、絶壁を伝って登る階段があり、中腹あたりにある小さな窪みのような洞窟に仏様がまつられているのですが、この小さな洞窟が山房窟寺です。
そのため、山房窟寺へは頭の上に覆いかぶさるような角度の絶壁の間に作られた階段を、ひたすらジグザグに上っていきます。
途中、地質や地形について解説する案内板があり、山房山や周辺の地形の成り立ちを知ることができます。
ちなみに案内板は、韓、英、日、中の 4ヶ国語で記述されていました。
さて、階段を10分ほど上ったときのことです。
崖の隙間にある小さな草むらから、ガサゴソと音がして、黒ヤギの群れが突然出てきました。
急斜面に生えた低木の葉や雑草を食べながら山を下りていきます。
山に放し飼いということもないでしょうから、野生の黒ヤギでしょうか?
貴重なものを見たような気がします。
階段を20分ほど上るとようやく山房窟寺に到着しますが、ちょうどお坊さんがお経を唱えていて、振り返ると海、松岳山、兄弟島を一望できる見事な眺望がありました。
お経を聞きながら景色を見ていると、不思議と気持ちが落ち着きスッキリした気分になります。
長い階段を上って、血の巡りが良くなったせいかもしれませんが…