2015/12/28 9時ごろ、訪問しました。
ソウル南部ターミナルから市外バスに乗り、2時間ほどで扶余の市外バスターミナルへ到着します。
扶蘇山城の入口は3箇所あり、バスターミナルから歩いて15分ほどの距離で緩やかな上り坂でした。
「旧門」の入口付近にあった散策路の案内図を確認すると、最短で山頂へと上るルートもありましたが、せっかくなので点在する史跡を一通り回る長距離のコースを選びました。
散策路はきれいに舗装されていて歩きやすいですが、そこは「山城」というぐらいですので上り坂が続きます。
途中、迎日楼から宮女祠へと向かう細い道(太子谷 森の道)を歩いていくと、木立が途切れて白馬江が一望できる場所に出ました。
白馬江はかなり川幅が大きく、視界いっぱいに広がる様子はなかなか壮観です。
さらに山頂付近には、言い伝えによると宮廷女官が身を投げたという断崖(落花岩)があり、その上に百花亭があります。
こちらから見る白馬江もなかなか見事なのですが、むき出しになった岩肌に散った命を想像すると、景色がちょっと違って見えます。
落花岩から先へは、崖の下にある遊覧船の船着場へ向かう長い階段が続いています。
さて、遊覧船に乗ろうと券売所でチケットを買おうとしたのですが、窓口の方いわく、乗客が14人?以上じゃないと出航しないそうです。
ただ、20,000ウォン払えば、お一人様でも出航するとも言われたので、ちょっと迷ったのですが、20,000ウォンはちょっと高いし、14人の乗客を待つのも後の旅程に影響するので諦めました。
遊覧船を諦めての帰り道は、階段で高い崖の上へと戻ることになり、落胆したこともあって、疲れがドッと出てきました。
史跡を一通り見てまわると、だいたい2時間ぐらいはかかると思いますが、白馬江と扶余市街を一望できる眺望は、なかなか印象的でした。
また、遊覧船に乗りたい方は、あらかじめ遊覧船に乗れるツアーを選んで参加するか、14名以上の団体で行くのがいいと思います。