2016年11月29日(火) ~ 2017年01月30日(月) |
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百済歴史遺跡地区ユネスコ世界文化遺産登録1周年記念 |
ソウル・龍山(ヨンサン)に位置し、韓国の国宝を約60点所蔵する国立中央博物館では、特別展「世界遺産 百済」が開催されます。
「世界遺産 百済」は忠清南道(チュンチョンナムド)・公州(コンジュ)、現在の扶余(プヨ)郡に点在する百済歴史遺跡地区がユネスコ世界文化遺産に登録後1周年を迎えることを記念して国立中央博物館と百済世界遺産センターが共同で開催する展示です。
百済(紀元前18年~475年)以降の熊津(ウンジン、現在の公州)期と泗沘(サビ、現在の扶余)期を代表する都城・寺院・王陵から出土した文化財350点など、合計1720点が展示され、世界遺産としての普遍的価値に改めて光を当てます。
展示場の入り口には扶余・官北里遺跡で発見された古代の水道施設を再現、官庁・工房・台所・庭園・厠・墓遺物などを幅広く紹介。公州・公山城から出土した今回初公開の漆塗りの鎧や、百済仏教文化の華とも呼ばれる舎利荘厳具(舎利を入れた容器と供養物)、韓国国内で最も古い鴟尾(瓦葺屋根の大棟の両端につけられる飾り)である王興寺跡の鴟尾、1971年に発見された公州武烈王陵遺物などが見どころです。 |