ピックアップ!お店紹介口コミ by Yuseong◆さん
地下鉄6号線「上水」駅周辺は、ソウル屈指のベーカリー・洋菓子店激戦区です。
ところが、このエリアにも「典型的な韓国のレトロパン屋」が生き残っています。
「ベーカリー イサク」には、南米発祥の「コヨタ」と思われる薄焼きパン、オレンジともピンクともつかぬ謎色のカップケーキ、全州風チョコパイ、食パンと同じ小麦粉を使って焼いている感じのコッペパン的外観のバゲットなど、レトロな非・チェーン系パン店に欠かせないアイテムが揃っています。モッタリと重そうなホールケーキも種類豊富です。
「Kyo Bakery」という先鋭ベーカリーのほぼ向かいという立地で、この品揃えは一体・・・と思いつつ、全州風のチョコパイ(2500ウォン)を購入。生地はナッツ入りでクッキーに近いサックリした食感、サンド具材は硬めのチョコ(クリームではない)で、意外に美味でした。
建物裏面が、表側とはガラッと雰囲気の違う緑色&落書きだったり、レジに世界各国の紙幣が陳列されていたり(外国人客が多いのでしょうか??)と、他にも不思議な点はありますが、じつは知られざる看板商品を持つ店なのかもしれません。
店頭の黒板には「モカパン1800、チーズクリームパン1800、イカ墨チーズロールパン4000、エリゲイトゥパイ6000、米パウンドパン6000」とあったので、じつはこれらが名物なのでしょうか。
エリゲイトゥパイ(=アリゲーターパイ)やイカ墨チーズロールは、オシャレベーカリーが扱うアイテムです。同じく麻浦区にある「マルメゾン菓子店」もそうですが、20年前の風貌なのに先鋭商品も出しているあたりが、激戦区での生き . . .