ロッテ百貨店本店の地下食品フロアでは、フードコートの他に、売場に付帯したイートイン席で食事をする人の姿を見かけます。寿司、蓮葉飯、韓国オデンなどですが、けっこう人気なのが「焼魚定食」と看板の出た売場です。

この売場は、肉詰めカボチャやお粥（？）などの惣菜も扱っていますが、主力商品はサバ、サワラ、サンマ、大きめのイシモチ、ニシンなどの「焼き魚」です。魚単品でも売っていますが、箱詰めの「焼魚定食セット」模型に、思わず足が止まりました。　売場前の中年氏に「これ、持ち帰り用ですか」と訊いてみた結果「売場横の席で食べられる」「持ち帰り定食は、ここで食べる料金＋箱代1000ウォンである」と判明。11時少し過ぎなので、ここで食べていくことにしました。

中年氏は「サバが美味しいですよ～」と呼び込みしていましたが、扱っている店が少ない「ニシン」の定食（8000ウォン）を注文。レジで支払いの後、着席して待っていると、魚・ごはん・味噌汁・キムチ類の載ったトレーが席の頭上に出てきます。

基本的に「惣菜売場」なので、ジュウジュウに焼きたてではないのですが、大きめで卵入りのニシンで、美味でした。先客は韓国人中年女性２人組で、人気商品のサバ（9000ウォン）とサンマ（２匹8000ウォン）を食べていましたが、私が座った後に来たのは中国人グループです。いきなり１万5000ウォンのサーモン定食など注文しています。リッチです。

韓国屈指の外国人客多数訪問デパ地下の売場ですが、ここのスタッフは庶民的な「韓国の食堂のおばちゃん」風で、外国語（日・英・中）接客も特にしていないようでした。
ちなみに、メニューの日本語訳も結構トホホです　機械翻訳の結果だと思われますが、万一、訪問される方のために：

「林延寿区イ・ジョンシク」＝イムヨンス（ホッケ）焼き定食
「サーモンほほ笑み焼き物定食」＝サーモン味噌焼き定食
「早期焼き物定食」＝ジョギ（イシモチ）焼き定食
「メでステーキ定食」＝メロステーキ定食
「オーブ」＝オーブンスパゲティ

です。念のため・・・。