昨年辺りから韓国社会で話題になっているのが、乳幼児など未就学児を中心とした子どもの入店を断る飲食店、通称ノーキッズゾーン。
このような動きが拡大するきっかけとなったのが、2013年に飲食店で子どもが火傷をした際、店側に4,100万ウォンの賠償金が課せられた事件。安全を考慮し子どもの出入りを控えたいお店では、子ども同伴での入店を制限するように。
現在ノーキッズゾーンに関する法律はなく、店側で自由に出入り禁止年齢を設定可能。店内で子どもが騒いでも気にせずおしゃべりに興じる親たちの存在も問題視されており、静かで快適な空間を維持しようと戦略的に活用するお店もあります。
一方「神仙ソルロンタン」など大手飲食チェーンでは、お子様用メニューの充実を図るなど、子連れ客を取り込む姿勢を見せています。
ノーキッズゾーンに対しては子どもの人権を無視する過剰な措置だという意見も見られますが、しつけのできていない親たちの影響で店内が無法地帯化することがあるのも事実。お子様入店拒否の動きは今後もしばらく続きそうです。
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