韓国は昨年から今年にかけて、空前のパッケージリニューアルブーム。今まで慣れ親しまれてきたパッケージを脱ぎ捨て、新たなデザインで再スタートを切る食料品が次々と登場しています。
ブームが顕著なのはアルコール業界。ビール「Hite」は、デザインを大胆に新装(写真右)。韓国で輸入ビールが人気を集めていることに加え、2012年からシェア1位の座を「Cass」に奪われていることから、今回のリニューアルを機に再び注目を集めることが狙いです。
焼酎・清酒部門は、苦みの少ない味わいを求める若者たちに合わせ、爽やかさを強調するデザインに。チャミスル(写真左)は、カタツムリの絵を入れて自然原料酒であることをアピール。清河(チョンハ)は背景を白色に変えただけで、売り上げが前年比9%もアップしたそう。
期間限定で、広告モデルを務める人物をパッケージに採用するケースも多く見られます。アイドルや俳優、スポーツ選手など、人気の有名人たちを前面に押し出し、消費者に商品イメージを定着させるのが狙いです。
デザインを少し変えただけで消費者に新鮮さを与え、売り上げが急増することも多いという韓国。大型マートなどでお目当ての商品が見つからない場合は、パッケージがリニューアルしているのかも?人気商品のパッケージの変化にも注目してみましょう。
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