「民族大移動」とも呼ばれる帰省ラッシュをはじめ、料理の準備や墓参りなどで慌しくなる旧正月。来週後半からの旧正月連休に備え、ソウル市は「安全かつ便利に名節を送れるように」と「7大特別総合対策」を制定。7分野に渡る支援を今日から開始しました。
第一は、帰省のネックである交通。今年の旧正月は週末を含み4連休と短く、例年以上の混雑が予想されています。高速・市外バスは運行を32%増やして16万人を輸送予定。一部市内バスと地下鉄も夜中の2時まで延長運行され、市民の帰省を助けます。
旧正月に行なわれる祭祀(チェサ)の膳に上がる食材は、例年旧正月前に高騰し主婦たちの悩みの種に。今年は、定番食材のりんご・梨・栗・ナツメ・甘柿・イシモチ・スケトウダラのスーパーなどへの平均入荷量を10%増やし、価格の安定を図ります。
また、ソウルにとどまる市民や観光客には文化体験の場を提供。世宗(セジョン)文化会館や南山コル韓屋マウル、オリニ大公園などでは、ユンノリ(すごろくに似た遊び)をはじめとする民俗遊び体験やコンサートなど、家族で楽しめる無料イベントを開催します。
他にも、低所得者層へのトックッ(新年に食べる餅スープ)ふるまいイベント、大勢の人が集まる大型施設の安全点検など、市民に寄り添った細かな対策を準備中です。今年は、ゆったりと心温まる旧正月が送れるといいですね。
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