ソウル市庁舎地下1階にある市民開放型ギャラリー「市民聴(シミンチョン)」。そこからソウル広場に抜ける階段をのぼると、誰でも簡単に社会貢献ができることをご存知でしょうか?
実は1月6日から階段にセンサーが設置され、階段を利用するたびに寄付金が10ウォンずつ積み立てられるようになりました。当日利用者数や、これまでの利用者数もカウントされ、階段のスタート地点に表示されています。
階段横にはエスカレーターもありますが、積極的な階段利用を市民に促し健康増進と寄付文化の定着を図るのがその狙い。積み立てられた寄付金はスポンサー企業が支援します。
「寄付する健康階段」と名づけられたこちらの階段。不老長寿の象徴として親しまれる鶴、亀、松といった十長生(シッチャンセン)が描かれているほか、階段を踏むごとに伝統楽器の音色が響く仕掛けも。
さらに階段最上部には階段をのぼることで消費されるカロリー数(5.85kcal)と健康寿命の延長時間(2分36秒)が表示されるなど、階段利用を導くいろいろな工夫がなされています。
市民聴は地下鉄1・2号線市庁(シチョン)駅と直結。またソウル広場は頻繁にイベントが催されるため、観光客も何かと利用機会が多い「健康階段」。気軽に社会貢献してみませんか?
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