吊り革に横長の座席シート…見慣れた地下鉄車内ですが、売店のようなものが?!実はこちら、「住民サービス電鉄365」という京畿道(キョンギド)が運営する特別列車。官公署への訪問が難しい人々のための移動住民サービスとして、地下鉄1号線の車両1両を改造、車内で証明書発給や各種無料相談、特産品の販売などを行なっています。
特に利用者が多いのは、健康相談のコーナー。専門医が乗車しており、禁煙相談や血圧・血糖値の測定など、簡単な健康チェックを受けられます。
車内には他にも就職相談や福祉相談、金融サービス相談など、生活関連の多様な相談コーナーを設置。市・区庁等に併設されている住民サービス室よりも、身近な足である地下鉄内なら、お出かけついでに気軽に利用できそう。ただし込み入った相談は難しいかも?乗り過ごしには注意ですね!
赤ちゃんを連れたお母さんにはうれしい授乳室(写真左)も、車内の一角に完備。また、インターネット先進国の韓国らしく、iPadの無料情報検索コーナー(写真右)も。外出先で役立つサービスがいっぱいです。
「住民サービス電鉄365」は、地下鉄1号線の西東灘(ソトンタン)~城北(ソンブッ)間を1日4回(午前2本、午後2本)往復運行。詳しいダイヤは 京畿道庁ホームページに掲載されています(韓国語)。新しい試みとして話題の移動サービス、体験してみてはいかがでしょうか? 関連記事: 地下鉄
|