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郷愁のピマッコル、どこへ
朝鮮時代から庶民のために存在し続けてきた、ピマッコル(避馬通り)。周囲を高層ビルに囲まれた路地には味のある食堂が並び、鍾路(チョンノ)の名所となってきました。しかし、そんなピマッコルが今、大きな変化のときを迎えています。 前へ前へ次へ次へ
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朝鮮時代から庶民のために存在し続けてきた、ピマッコル(避馬通り)。周囲を高層ビルに囲まれた路地には味のある食堂が並び、鍾路(チョンノ)の名所となってきました。しかし、そんなピマッコルが今、大きな変化のときを迎えています。
数年前にスタートした周辺地域の再開発が昨年頃から一気に進み、いよいよピマッコルのある清進洞(チョンジンドン)一帯にもその波が押し寄せてきたのです。かつてお店があった場所には移転を知らせる派手な横断幕。どうやら大部分のお店は、ここから約100m離れた建物に大移動している模様です。
横断幕の地図を頼りにやってきたのはこちら、「ルメイエル鍾路タウン」という現代的な高層ビル。左奥には、何やら赤い門構えのようなものが見えますが…。
門には何と、「ピマッコル」と書かれた真新しい木の看板が掲げられていました。こちらにはヘジャンクッ(解腸スープ)の老舗「清進屋」をはじめ、「美進(ミジン)」や「ソリンナッチ」など、かつてピマッコルにあった名店が相次いで移転。しかし、ビルの中に埋もれてしまったピマッコルには、以前の情緒あふれる雰囲気は残念ながら感じられません。
多くの店が移転・閉店するなか、依然としてピマッコルで店を守り続けている店主も。焼き魚で有名な「大林」は移転計画が持ち上がったものの、常連客の強い反対により、しばらく営業を続けることに決まったそう。
約600年という長い歴史を経てきたピマッコル。「洗練」とは距離のある場所ですが、旨い肴で楽しく杯を傾けられる、都市の中の「安息地」でした。かすかに残る独特のにおいが、今は通り過ぎる人々の哀愁を誘っています。
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