5月26日~31日まで、日本大使館公報文化院で「韓日映画広報チラシ比較展示会」が開催中です。北野武、崔洋一、宮崎駿監督、オダギリジョー、妻夫木聡、宮崎あおいなど、とくに日韓両国で知られている監督や俳優の作品チラシが主に展示されています。
各展示物には説明書きがついています(韓国語)。こちらは木村拓哉主演「HERO」。日本版では主人公を中心に錚々たる役者たちの顔が脇を固めているのに対し、韓国版は「木村拓哉」ブランドを前面に押し出し、タイトルもハングル表記です。
オダギリジョー&柴崎コウ主演「メゾン・ド・ヒミコ」。日本版が、それぞれ離れた場所から異なる方角を見つめる主人公3人をメインに映画の内容を表現しているなら、韓国版は、オダギリジョーと柴崎コウをメインに2人のすれ違う心を表現しています。
「トンマッコルへようこそ」。韓国版がキーパーソンである少女を中心に韓国兵・北朝鮮兵が一緒に笑っている姿なら、日本版はまったく不釣合いな情景を描くことで興味を引き起こしています。
「王の男」。日本版は、主人公2人の奥に王を配置することで宮廷の秘密と陰謀を表しています。韓国版は、もともと原作が有名ということもあり、主人公3人の表情を中心に描いています。
映画チラシは古いものから最近のものまで幅広く、各年代別に特徴を知ることができます。またチラシ以外に、関連フィギュアやバッジなども展示されています。「NANA」や「殺人の追憶」などもありますね。
メインターゲットや宣伝テーマなど日韓両国で特徴があり、並べてみると自分なりの発見や解釈が出てきて面白いですよ。入場無料なので、この機会にぜひ足を運んでみて下さいね。
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